【GⅢ サウジアラビアロイヤルC】回顧・寸評

『LT』=Lap Time×Track指数
LAP 12.2-11.1-11.6-12.0-12.3-11.7-11.2-11.3

開幕1週目,土曜東京のTrack指数『マイルMm』
クッション値も9.6は想定値ピタリで5月辺りの速過ぎる東京芝よりは半枚落ち程の、”秋開幕例年並”ほぼ想定通りの『超高速,並』というところ。
直線の伸びは内外互角。

このTrack指数での上記LAPから、
『LT』=『前1』の稍S
少し前有利の位置バイアスとなる。

総評
勝ち馬のゴンバデカーブースの数値は水準値-0.01,ほぼ水準値でいい。
見た目に強い内容に映る人もいるかもしれないが、この馬で水準。特別強いわけでも弱いわけでもないので注意を。
各馬評
1着・ゴンバデカーブース
残100で完全に抜け出しており、そこから鞭もなく楽めで。上述の-0.01はこれを考慮すれば、実質元値は寧ろ水準値若干超えともできる。
ただ、例年2歳戦で私が「即重賞勝てる数値・GⅠで勝ち負けの数値」等述べるような格別に強い値ではないので注意。水準値である。
前走新馬戦が『-0.05』の勝ち上がりで、そこから今回17wだったが『稍↗◎!!』の超抜・上昇だった分の上げ幅でピタリ位。
他この馬より元値が上だった2,3着馬が大きく数値を落とし、それ以外は元値に開きがあった為0.3差と着差が開いた結果となった。
後方からの競馬でこの数値は収穫大。
2着・ボンドガール
前走新馬戦が『+0.2』の非常に強い内容から、2.5段大きく数値を落とした。
要因は視て分かる通りに『かかり△』。
出遅れ小中中の稍大きめから押したら”かかった。前走は新馬戦である事が大きくはあるのだが(新馬戦は通例モノミしながの馬がほとんど)、レーンは若干の出負けから押して出して行き、少し行きたがる素振りをみせるも即ガチッと手綱を絞ってピタリ折合った。
出して行っての先行でさえも折合っているわけで、後方控えてでもかかり△の川田との腕の差が如実に現れた格好。いつもの『川田の差し競馬△』
まあ、2戦目で気が入って本来の気性が出てきたというのもあるのはある。
18w天栄で『稍↗◎!』デキは前走より上げてきていた。
ともあれ、今回は全く走っていない。次走ルメールや短期免許外国人の◎ヤネなら、初戦の数値から2歳戦の牝GⅠなら勝ち負け圏の馬。
ヤネ次第ではまた『かかって』走れずはあるので注意だが。
3着・シュトラウス
この馬も前走から大きく数値を落とした。
2着馬同様にかかった。いやこの馬の場合は『かかり△×』でより酷い。
前走新馬戦は『+0.1』かなり強い内容。がこれは『かかり△』で、尚且つ直線は『鞭なしは勿論、軽く促しただけでほぼ追わず』でのもの。直線しっかり追っていればそれだけで『+0.2』以上のボンドガールの新馬戦と同等以上の数値になっていた算段。それに仮に『折合っていれば』も加えると『+0.4』まで見込めるほとんど見掛けることのない強烈な数値まであった。
が実際はルメールに替わった今回でより折合いは酷くなり、全く走れず。2戦目気が入ってというよくある型。
ボンドガールと共にあれだけかかって元値で走れてない中で、今回の数値を出せているのは力を見せているのではあるが、自身の持つ元値には大きく及ばない結果である。
この馬の場合は新馬戦でも『かかり△』で、しかも今回は折合いに関しては断トツのルメールでこの内容なので、マイルは少なくともしばらくは無理じゃないかという次第。ルメール以上となると、彼とは違うベクトルで折合わせるムーアしかないだろう。
通例なら素直に1400あるいは1200だが、どうなるか。
それにしてもモーリスは、能力は高くても気性が酷過ぎる産駒がちょくちょく出る。
4着・レーヴジニアール
0.4差4着は『前1』より実数値は『-0.5』。
4着ではあるが決して高い数値ではないので注意。
前走未勝利勝ちは、重馬場でのものだが『勝ってはいるが実数値-0.4のかなりレベルの低い一戦』だった。
そこから『↗◎』と大幅にデキを上げて、かつ良馬場でほぼ想定値。
※文中敬称略

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