【GⅠ 日本ダービー】予想 2024

ダービー週は開催6週目Cコース1の東京。
結論から言うと昨年とほぼ同値の速さ・Track指数である。
この週の東京芝としてはごく標準的な速さで、『マイルMm』で『超高速・並~強』というところ。
昨年同様に、この時期に時折りあるめちゃくちゃに速過ぎる芝までにはならず、かといって若干の緩めさえもしっかりない巷間言われるところの高速馬場という状態でいい。厳密には私的なTrack指数による評価は前記の通りである。

ただ先週日曜は『マイルMm+0.25』を採っており、Cコース1週目の今週は”完全な”超高速・強=『マイルMmm』までみていたので、土曜の『マイルMm』は案外ではあった。
ただ、これも金土曜の天気が快晴よりは若干曇り寄りで、週中の散水分が十二分に乾いてこない可能性もあると予測しており、実際その通りの『-0.25』→『マイルMm』であったかなといった所感。
先週の状態を鑑みればC1替りの土曜は、直線は『稍内伸び○』で、それに伴いTrack指数も『+0.25』で『マイルMmm』となるのが常道となるが、実際は『内外互角』で、『LT』のLap検証から各レース十分に外も伸びていた。

正着としては、翌日曜は土曜使った分、週中散水分が乾いて速くなる為、『マイルMm』から『マイルMm+0.25』~『マイルMmm』までとなるが、土曜の感じから日曜も同値かもしれないと現在は考えている。今開催は大量の降雨週はなかったとはいえ、それなりに雨は降っている。
仮に日曜がカンカンに日光が照ってとまでいけば、土曜より内が少し伸びやすくなり、それに伴い全体が速くなるがどうだろうか。

まあ細かい数値に関しては『LT』による各馬レート出しに必須なので私は妥協が出来ないが、いつも参考にして頂いている方におかれては、冒頭の『昨年とほぼ同値の超高速・並~強程』で内外の伸びも総じて互角、でざっくりの認識で”ほぼ”ピタリと思って頂ければと考える。

 



1冠目の皐月賞は◎ジャスティンミラノが戴冠。
馬の特質から共同通信杯よりも条件は大きく好転するとした通りだったかと考える。

各馬評価も下添付予想時のままで大きくは変わらないので参照して頂ければと思う。

【GⅠ 皐月賞】予想 2024
馬場 【中山,開催8週目Bコース3】 先週の中山の馬場は雨の影響により、2週前の『マイル外回りMsm』から土曜日は『-0.5』(稍重)の『Ms』、日曜日...

 

◎ ジャスティンミラノ
前記皐月賞の予想に書いたように、ダービーは自身更に条件が良くなる。
また、デキに関しても↑皐月賞予想で書いたように当時『9.5分』だったところから、想定通りに『稍↗』の上げで超抜は最高潮,に持ってきた。皐月賞より更に走れる。
◎本命。
悪くとも2着は外さずの目で馬券を買う。

追記
皐月賞の回顧記事は書いていないので、該レース6着までの『LT理論』による私的評価・レーティングを記しておく。だいたいこれ位の元値の開きがあるとイメージして頂ければと思う。

『LT』より『後3』の超Hハイペース・但し2番手以降8馬身程の開きで後続は『後1.5』の※変則

1着 ジャスティンミラノ +0.06
2着 コスモキュランダ  +0.02
3着 ジャンタルマンタル  -0.03
4着 アーバンシック    -0.45
5着 シンエンペラー    -0.38
6着 レガレイラ      -0.56

 

○ ダノンエアズロック
前走プリンシパルSは『+0.06』と強い競馬。だがしっかり追っての鞭3発程(※肩鞭もあり)も、そこから最後100弱は流し気味の余裕を持ってのこの数値。更に、当時はデキが私的評価は『9分弱』と、とてもMax元値で走れる状態ではなかった。それでいての数値である。
今回はそこから3wにも関わらず『↗↗◎!』と、文句のない状態にしっかり上げ、前走は完全に本番ダービーを見据えた造りだったのが分かる。

2走前弥生賞はヤネがモレイラ→キングで下げがあるにせよ、そういう次元ではなく全く走らずで、19wでの『+18』太めが要因の内容。度外視。
3走前アイビーSは、『前4.5』超絶Sスローの1戦で3着レガレイラと同値ではあるが、共に『+0.12』のかなり強い競馬。
前走プリンシパルSとアイビーSの数値からだけで、ここでは最上位圏の元値。

ただ懸念もある。『距離』、だ。
モーリス産駒で、通例なら2400mのG1レベルはどう考えても長い。父産駒の、特に若い時期に走る馬においては気性が激しい、いや激し過ぎる馬がほとんどと言ってもいい位で、傾向としては2400mは論外レベルのきらいがある。
がモレイラの乗った2戦、前走プリンシパルSは『前2.75』の超Sスロー、3走前アイビーSは『前4.5』の超絶Sスロー、あれだけのSスローでさえも折合いは全く問題なかった。今回もいけるとの評価で。

馬券も◎○の馬連ワイド本線各1点と、▲を加えた3連複の1点、この3点を勝負目と考えている。
3連単も勿論しっかり買い込む。

 

▲ レガレイラ
前走は上記の通り『-0.56』と全く走れず。数値落ちの要因はルメール→北村宏司。上添付皐月賞予想にも書いたが、それ以上の落ちであった。デキは15w天栄は『◎!!』で超抜であった。
そこから今回はルメール戻り。過去数値通りに走ってくれば▲印が妥当とする。
ただ、デキが思ったより上がってこない。悪くはないが絶好のデキとまではいかない。それが故に多少の距離懸念もある○印より下げてのこの位置とした経緯がある。が牝馬だけにこれ位の感じでもとしたい。
あとは1枠が多少懸念はある。ここはメイショウタバルの回避で逃げ皆無の『Sスロー』、それも『超Sスロー』までみる面子。
出遅れる馬で、スタート悪くからそのまま内押し込められての中後で動けず、というのはなかなかに蓋然性が高い。
しかしいつものルメールのここ1番での好騎乗、今回であれば好スタート、というのもまた日常的な風景か。

 


 

以下

注 アーバンシック
↑皐月賞予想の記事にあるままの評価の馬。今回は条件が好転する。
その皐月賞は上位とは差があるが、そこまで悪くはない数値。
が今回この位置としたのは条件以上にデキ。『↗◎!!』で文句なしに過去イチ・最高潮の超抜である。
ダノンエアズロック同様、本番、東京のここに狙いを定めた仕上げ。
皐月賞でも『後3』の超Hにも関わらず、可ではあるが結構行きたがりで本質的には2400mは長いとの評価だが、今回のデキで東京なら折合いを改善してくる可能性もある。そうであるならば、皐月賞より差を詰めてくる。

注 シックスペンス
前走は『+0.04』と上々の数値。今回の面子であればこの順番・位置も妥当。
但し前走はルメールでの数値。川田替りで確実に数値は落ちる。
それをどれ位採るか、ともう1点。
距離だ。見たままに1800のスローで切れ過ぎる馬。2400mは長いのではとなるが、母系を見るとやはりのマイル志向。古馬になれば2000mまでかなとは感じるが、『3歳戦』なら2400mもこなせるかもしれぬとの考で。
サリオスのダービー2着、エアスピネルの菊花賞3着、もう少し遡ればニホンピロウイナー産駒・メガスターダムの菊花賞3着等、若い時期の世代戦ならばである。

 

 

△印に

△+ シンエンペラー
△ コスモキュランダ

 

 

※文中敬称略

コメント

タイトルとURLをコピーしました