私にしても、この馬に関しては新馬戦から『10数年に1頭レベルの馬』としてブログ、X(旧ツイッター)で時々のパフォーマンスを綴りながらその成長を追ってきており、余程のアクシデントや不利がない限りは問題ないと考えている。
がしかし対抗馬の頭、リバティの2着の目も点数絞ってだが少し買う予定。
今回のリバティアイランドにも、こと『頭』に関しては絶対とは言えない要素が幾つかある。
以下その点についても触れながら私見を述べていきたい。
【第2回京都,開催2週目Aコース2】
まず開幕京都の馬場を以下『馬場』の項から。
https://keiba-kokyuki.com/yosou/kyotodaishoten-2023/
上記は想定馬場であるがほぼピタリであった。
で2週目はどうなるかというのが本題であるが、開幕1週目がそう格別に速い馬場という程でもない所に先週雨開催と、本来なら少し馬場の緩みを見るところだったが、土曜京都は開幕初日のTrack指数『マイルMsm』でピタリそのままであった。
実際に土曜競馬終了後のいつものレース検証の際にJRA,HPに確認にいくと、クッション値は『10.2』であった。因みに開幕初日のクッション値は『9.4』である。通例通りに『GⅠ仕様』・馬場をしっかり固めてきたということだ。
土曜夕刻からの雨も午前中に上がることを考えると『稍重』と推察するが、通例の稍重よりはそこまで大きく時計が落ち込むということもないように思われる。あくまで『通例の稍重よりは』であるので注意されたい。
土曜京都がTrack指数『マイルMsm』であるので本来『マイルShm』まで見込むところだが、『マイルMs』、内回りの2000mでは『2000Ms』換算となり、土曜から『0.5』の時計の低下を採る。
午後からは晴れ予報で徐々に乾いていくわけだが、これ位の雨量があったとなると”後半レースは”直線は『内可、稍中外伸び○』とするのが正着だろう。
これ位だと、その内外の伸びの深度よりも”ペース,Lap”による前後位置バイアスの方が大きくレースに影響を及ぼすだろう。
展開
秋華賞は基本的にHペースになることが多く、差し追込みが有利になるレースである。
競馬の着順というのは基本的に『馬場とペース』+『馬の元値』で決まるもので、ペース,Lapを読むことは予想をする上で非常に重要な作業である。
こと秋華賞においては、3歳の3冠レースラストとういこともあり本質的に2000mより短いところに適性のある、つまりスピードに長けた馬が例年複数頭出走してくるので自然ペースが上り、Hからの後方決着となることが多く、案外に分かりやすい性質である。
今年はどうだろうか。
紫苑Sで『LT後3.25』超Hを作った逃げ馬も、ローズSは『LT前1』ではあるがここで逃げた馬始め3番手までの馬もいない。トライアル時の激流は確実に緩和することだろう。
ハナ候補は、まず1枠のフェステスバント。こちらは鞍上を酒井に替えてきた。このヤネはスタートは巧い圏内に属し、ここ指名の意図は明白だろう。
他にコンクシェル。速いのはこちら。テン乗り幸だが、逃げでこのヤネはどうかというのが私見だが、気性面で2000は明らかに長くもしかしたらかかり気味にハナということもあるもしれない。
そして豊替わりのソレイユヴィータ。スタートは勿論巧いヤネなので逃げもあるかと考えていたが、大外枠ですぐ内側のコンクシェルがかかり気味に、1枠が酒井のフェステスバントとなると最初から押さずの番手に収まる可能性が高い。
フェステスとコンクの競り合い次第だが、そもどちらもどうしても逃げたいというタイプでも、テンからガシガシ押してというタイプでもない。
今年は超Hはないとみる。コンクシェルの鞍上が幸というのがミソで、そう競り合うこともなくすんなり隊列は決まるように思う。そうなら早くてもM,互角。
私はSの『前1.5~前1』位を想定している。
◎ リバティアイランド
,
○ マスクトディーヴァ
▲ コナコースト
注+ モリアーナ
注+ ラヴェル
注 ヒップホップソウル
△ ハーパー
印は上記。
がリバティアイランドからの馬券が相当にオッズが渋い。
リバティアイランドを除く○印以下は元値に大きな差がない為かなり点数が嵩んでしまい、正直な所本レースは私的に旨くない。
当てることを楽しむだけなら問題ないだろうが、私は設定値は回収率500%,下振れの下限でも合成オッズから400%は獲りたい。いや、やはり厳しい。
本来の私的レーティング値からは↑の印では足らず、△印にドゥアイズ、マラキナ、ドゥーラも拾わなければならないのである。
今回は3連単のみの購入だが、3連単でも20点買うと足がでる。3連複なら10点でもうキツイ。
※いやいつもの勝負レースなら、本線馬連3点以内,3連複なら6点以内なので本レースは最初から無理がある
買目を1点毎に細かく強弱を付けて対応、◎頭固定の3連単、注+までを2列目、10枚以上買うのはここまででこれを勝負目としたい。
他は○印頭の◎2着付けの数点,△の2列含め小額で。
これで何とか益を取りに行きたい。
◎ リバティアイランド
この馬に関しては新馬戦からずっと細やかにそのパフォーマンスを拾ってきた。元値に関しては過去の記事を。
https://keiba-kokyuki.com/uma/libertyisland-sinbasen/
冒頭で述べた頭に関しての不安点を幾つか。
まず、ヤネの川田。実際にアルテミスSでへぐって負けさせているように、ルメール始め超1流処の短期免許外国人達と比すれば絶対の信頼度はない。馬券派勢なら承知置き、差し馬の川田はやらかしもちょくちょくある。
次にデキ。今回は9分強。
少なくともMax最高潮に仕上げてきたオークスの数値は出せない。
大体桜花賞よりちょい下くらいのデキ。
陣営としては、これだけの馬の秋緒戦で目一杯仕上げる事はしないというのと、相手も格下でこれ位の仕上げなら十分という見積りなのだろう。
調教後馬体重490キロを見て得心であった。叩いた次更に上昇する状態。
勿論陣営のコメントは「いい状態」等々となる。9分強あれば「いい状態」であろう。ただ文句なしのデキではない。未だ少し余裕のある仕上げ。
これら2点が今回における馬側本体の少しの隙。
ただ繰り返しにはなるが、私的な感情からはアクシデントや不利なくしっかりと勝ち切ってほしいと切に願うものである。
○ マスクトディーヴァ
前走ローズSは『+0.1』の強い内容。2走前1勝クラスも同値の『+0.1』、新馬戦も同様に『+0.1』。2戦目の忘れな草賞は不利があり崩れたが、3戦でこの高数値を出している馬は今回の面子ではリバティアイランド以外にはいない。元値は2番目に位置し非常に強い馬である。
デキは前走から『→◎』維持。
重も◎!。順当ならこの馬が2着の最大候補。
上添付『桜花賞』『オークス』で記載している通り、ここではマスクトディーヴァに近い位の元値。
21wしがらきで『稍↗◎!』のデキと、デキ落ちだったオークスよりはしっかり戻してきた。それでも超抜だった桜花賞よりは幾分劣り、それがどれ位でるかといったところ。
距離の2000mはこれがベストとの見立て。稍重までなら問題ないだろう。
注+ モリアーナ
武藤騎乗の時からでも高評価を続けてきた馬で元値は高い、NHKマイルでも『中外伸び○』の馬場状態を最内枠のロスありと承知で○印を打った位に。
前走は『後3.25』の超Hの恩恵が非常に大きいものの、まずはしっかりとその元値の高さをみせた。
その18w前走を叩いて『稍↗◎!!』過去イチ最高潮のデキに持ってきた。
重までいくとどうかだが、稍重までならOK。
凡走の懸念となると超Sになった際。
注+ ラヴェル
こちらも上添付『オークス』等に元値について記載あり。
ここでは注+印の通りの元値。
気性の難しい馬で、叩き2戦目の今回はしっかりと変わる。
実際17wの前走はかかり△でほぼ走っていない。というより前走は『↘○』と8分程の明らかに叩き台の仕上げだった。矢作氏も気性面考慮で叩き2戦目のここに最初から照準を合わせていたのだろう。目論見通りに今回は『↗◎!!』オークス並の超抜。
注 ヒップホップソウル
この馬もやや気性の難しい所があり、新馬戦は『+0.2』の非常に高い数値だったが、2戦目ベゴニア賞は東京で『前3』超Sの切れ勝負で数値を落とし、3戦目フェアリーSでは『かかり△』で全く走れず。オークスはその気性から当然かかって『距離長い△』。
が前走紫苑Sで中山◎、かつこちらが大きいだろうが『後3.25』の超Hで折合いOK,0.1差2着だったが、LTより勝ち馬を凌ぐ強い内容。
斯様に元値は高い馬。重も◎!
懸念は、超寄りSになった際の折合い。
そしてデキ。前走が『稍↗◎!!』過去イチの最高潮、これ以上ないデキで、前走後に次回はどれだけ維持出来るかと見ていたが、『↘◎』と9分強で十分走れるが前走よりは確実に落ちがある。
前走勝ち馬を凌ぐ強い内容,高い数値で本来なら▲~○印だが少し落としてこの位置とした。馬券上は買目の差はないが、回収率の観点から額の強弱で少しだけ下を採る位置。
※文中敬称略
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