【中山記念】の制裁事案についての考察 ー2023/2/26 2回中山2日目

2023/2/26,中山記念で起きた最後の直線内ラチ沿いで玉突き的に接触した事象について私見を述べたいと思う。
私のTwitterでの予想は以下。

Steppenwolf (@kouyanookami) on X
#中山記念 ◎ソー ○シュネル ▲イルーシヴ ▲スタニング 注ダノン /(△⑪,△-④⑬) ◎から○▲▲本線,+注 ー ◎は気性繊細な所ある馬でルメ→武史はマイナスだが、その面で1800短縮は◎でその分で相殺。私的『LT』過去評より今回の条件”では元値最上位。加えて過去イチの超抜、完成期へ

被害馬が○▲の2.3番手評価の馬であり、決してその点から馬券を取り損ねたという強い悔恨の念から必死の態で穴があく程動画の確認作業を行い文章として残すまでに至った、というわけではない。シンプルに勝負の綾として私的に興味深い事象であったと知的好奇心がそそられた故である。いや、ほんと。

因みに中山記念の回顧も上リンクのTwitterの枝で述べているので、宜しければ併せて御一読頂けるとより分かりやすいかもしれない。


では本題、まずJRAの制裁は以下の通り。

イルーシヴパンサー号の騎手M.デムーロは,最後の直線コースで内側に斜行したことについて過怠金10,000円。(被害馬:5番)

ドーブネ号の騎手武豊は,最後の直線コースで内側に斜行したことについて戒告。(被害馬:5番)

順番に見ていく。最後の直線に入り全馬スパートを掛けた際、バシュロ,シュネル視点では1番前の内めにいた武豊ドーブネから「内ラチまでおよそ2頭分半いや3頭分弱の、最後の直線の最内という観点からは大きめのスペース」があった
元より内ラチ沿いを回って来ているので手応え抜群のシュネルマイスター/バシュロは当然の事迷いなくそのスペースに進路を向ける。

俗に『内ラチ1頭分ルール』というものがあるがー競馬を嗜む御仁ならば皆承知ー上添付画像にあるようにもう十分なスペースがあるわけで、まずそこを突くのは問題ない。
仮に慎重を重ねるというのであれば社会通念上、いや競馬通念上常識の範疇としても2頭分までだろう。これだけのスペースがあればそこに進路を向けないとなれば逆に批判を呼ぶことになるかと思う。ましてこの時点でドーブネは左手前で外にモタれながら走っており、「予見」という観点からは蓋然性としては更に内のスペースが空くとするのが正着。
まず、JRAの制裁通りに被害馬はシュネルマイスターであり、バシュロが問題のない騎乗であったという論拠が以上。

続いて、そこに同様に手応え抜群のイルーシヴパンサー/デムーロも前が壁、それも外はズラッと5,6頭程続いていたので空いた内のスペースへと。内隣りにシュネルマイスターがいたが、大体1/4馬身位後方、いやほぼ真横に近い位の位置であったが、そこに強烈なタックルを浴びせて内のスペースを狙う動きをする。

そしてこれも重要なポイントであるが、この時点でまだスペースとしてはギリギリ2頭分は通れる余地はある。勿論この状態で2頭が同時に内を走るのは馬体を擦りながらになるので、その意味でそう予見させるに足るデムーロのタックルは危険を伴う行為である。

問題はここから。
上記の様に未だギリギリのスペースはあったが、そこに前のドーブネ/武豊がー恐らく2頭の接触で両者声は上げてるはず,罵声の可能性が高いがー後方先の声”で分かっているであろう(これはあくまでも憶測、勿論経験上まず間違いないと思われるが)ところに、尚『左回り鞭を入れて内に寄せた』

それも一発で内にヨレている所に、更にもう1発入れて大きく内にヨレてシュネル、イルーシヴの進路を塞ぐ格好となっている

これによりデムーロはイルーシヴの伸び脚がかなりあったのもあり、前との衝突を回避するべく更に内のシュネルへ更に馬体を寄せることとなり、シュネルは内ラチとで挟まれる格好となり接触。非常に危険な事象となった。

大きい所では昔から時折ある良く言えば勝利への執念、悪く言えばえげつない騎乗、私は前者と採るタイプなのだが、要するに内から手応え抜群に伸びてきた馬に対して鞭入れて内を締めるー意図的にブロックを試みたという形。
後ろ2頭の手応え、伸び方が予想以上でこれは危ないということで、その後すぐに外にまた向けたが、この点が酌量で戒告で済んだ要因なのかは分からない。

このように仔細に事象を追ってみると、JRAの制裁ではドーブネ/武豊ー内斜行により戒告、被害馬シュネルマイスター、となっているが、実際にはイルーシヴパンサーもこの斜行の被害馬であるように思われる
また、この観点からすれば、武豊ー戒告、デムーロー過怠金10,000円、とデムーロの方が重い制裁となっているが実際のところ逆なのではないかと思えてくる

※同様の視点からはデムーロの過怠金は1発目のタックルという事になるが、実際は上画像4枚目の直截的にシュネルマイスターをラチに追いやった行為になるだろう(おそらくだが)。繰り返しになるがこれについては回避行動との私論である。

ただ、武豊にしてもあの時点で内を締めに行く事そのものは私的には当然のことと思うので、2頭が武豊の予想以上の伸び脚だったので、結果的に見た目には大きめの被害になってしまったのかなと私は思う。
逆に上最初の画像のようにあれだけ内のスペースが空いた状態で、内から伸びてきた馬を何もせずに行かせるとしたら勝負において余りにも暢気であり、批判の的ともなり得よう。
それに上述の様にあの時点でドーブネは左手前で外にモタれながら走っており、真っ直ぐ走らせる為に左鞭を入れるというのもこれは理に叶った扶助ではある。まあ2発目に関しては、これは申し開きのしようがないものではあるが。

等々、○▲印の2頭が被害馬であったこともあり、勝負の綾として非常に興味深い事象であった為、少し掘り下げて私の見解を記した次第。

 

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