【京都金杯】回顧 ー1/5~1/9,年明け開催4日間の重賞回顧編より

2023年初,JRAの競馬開催は年始1/5を皮切りに、その後1/6の1日を挟んで1/7,8,9と3日間開催し、実に5日間で4日開催という怒涛の耐久競馬塗れの幕開けとなった
私の検証等復習の型であるが、全レース視てラップ検証を行いそれに伴いその日の馬場差換算をし、更にそれを端緒に新馬戦と9R以降の各Rの全馬評価を行い、それらを全てシートに記入というものであるが、通常の3場開催でも普段から時間、体力的にギリギリでこなしている状況で偶に3日間開催があると阿鼻叫喚の様相を呈する
※各馬の追切りの数値も一目で比較が容易になるように私的シートに入力している

よってこの年始の「5日間で4日開催」というのは予想と馬券購入もかなりキツイが、その後の復習においては前述阿鼻叫喚を超えた正しく真なる地獄である。いやこれを書いている現在でも1/4も終えてない。来週は今週の開催分も並行して行う為、来週一杯でも終わらないかもしれない…いや厳しい、2場開催が恋しい

といった状況ではあるが、重賞分だけは何とか検証を終えたので備忘録の態も兼ねつついつもより少し簡便に以下記したい

 

京都金杯

LAP 12.4-11.2-11.1-11.3-11.6-11.4-11.8-11.9

前半34.7-後半35.1 ー 始以外全て11秒台。この日の中京の馬場は高速強,いや超高速弱と言っていい位に時計が出る状態でその馬場差を考慮した『LT』からは、平均早めのラップ≒Mh,で『後1.5』

私の予想は以下

馬券は本線的中


勝ったイルーシヴパンサーは中団稍後方程からで位置取りバイアスとしては○。レースラップはラスト11.9であるが自身は残1f時先頭から1馬身後方の位置で、並びトップハンデの58キロを加味すれば水準超えの強い内容である。私は通常の勝ち馬指数を10と採っているが、今回のイルーシヴパンサーは『11』
前走関屋記念は当日急遽の乗り替わりテン乗り木幡巧也で完全度外視で良く、2走前安田記念 ー勝ち馬から0.2差だが『LT』からは元値差0.1差分ー の通りの高い元値の通りの内容であった
また、今回20wであったがデキ↗で過去イチに動いており、その中での+14馬体増は更なる成長として良いだろう
上添付で○印としたが私的元値評価ではこの馬のが◎より上であり、少し落とした理由はテン乗り岩田望来。今回は彼らしい積極果敢な騎乗で直線内めを他馬を弾き飛ばしながらも豪快に追ってくるもので問題なかった。が次走以降も継続騎乗ならばそれなりに危うさと隣り合わせという事も念頭におく必要があると思料する

0.1差2着エアロロノアは勝ち馬より少し前の中団稍前位の位置取り。乗り替わり福永で想定通りの過去競馬よりも1列前の位置取りで、『LT』からは位置取り差から勝ち馬とは同斤量58キロでほぼ互角も若干上回る元値評価となる。上述勝ち馬の数値を11としたがこの馬は『11.25』
過去走評価で高い元値を示しており近走ヤネの問題もありなかなか上手く行かない状態だったが、ここで◎印を打ったようにヤネ替わりで本来の元値が出せればこれ位はやれるとの想定通りである
重ねるが今日の条件のレースに関しては『LT』から勝ち馬より若干上の元値評価である


更に0.1差3着プレサージュリフトは先団4番手からで「後1.5」の『LT』から勝ち馬と同値
ハンデ戦54キロであり1.2着馬とは実に4キロもの差があり、当然実質元値評価は2枚落ちとなるので注意したい。ただ今回はイーガンでのパフォーマンスの上昇が大きかったにせよ、高い元値通りの好走であることは間違いないところ
がイーガンに関して最も驚いたのは、この馬今回もまた大きめの出遅れだったのだが(※前走秋華賞は21w秋初戦で僅かの出負け程度で成長・スタート改善かとも考えていた)、直後から押しまくりあれだけの遅れからなんと先団4番手まで押上げ、かつそれでいて折合いを欠く事なくピタリだった点。
普通はというよりこれ程のはほとんど視る機会がない位のもの、勿論これまで折合いを欠いた事のある馬ではないしこの馬自身の特性・能力による所も大きいのだが、短距離マイルでスタート大きめに出遅れてロスがある中をあれだけ押しまくって無理に先団付けて尚ピタリ折合うというのは驚異的な事であり、少なくともこれまでの鞍上では出遅れから押しまくって先団など怖くてとても出来たものではなく今走に関してはイーガンだったからこその好走である点はしっかりと頭に留めたい

もう1点、私的にこの馬は新馬戦の内容が超A級で次走クイーンCでも本命◎,的中等ずっと高評価をしている馬なのだが、今回は注印で少し下げている。
その最大の要因はデキ。年末年始の変則日程が多分に影響していると思われるが、当週追切りが美浦坂路で54.9-13.6。これまでずっとウッドの馬なりラスト11秒台での追切りを旨としていた馬で、坂路というだけでも?となるところに先の非常に緩い調整。その前の年末12/28にウッドで-53.1-11.9と普段の数字を出しているのだが、明らかに調整不足が見て取れた
それで予想は私的元値評価よりも少し下げたのだが、実際馬体重発表で+16と増えており予想した通りであった。ノーザン馬で天栄仕上げであるから11wは通常なら寧ろ◎なのだが、今回に関してはデキ8.5位との見立てで54キロで1.2着馬との差からほぼその通りであったと考えている。つまりデキMaxなら今回はもっと走れていたと
ただ繰り返すが、今走はイーガン騎乗によるパフォーマンスである点を絶対に失念しないようにと思う。次走以降はまたヤネが替わるのでパフォーマンスの変動には注意したい


0.3差4着ピースワンパラディは中団内からで良い位置取り○。勝ち馬から0.25分下の3着馬(54◎ではあるが)から0.1差だが位置取りバイアスの分実質もっと下の0.25相当になる。これは私的元値評価で大体評価通りで、戦前から元値に対して過剰人気しているなと感じていた通りの結果であったかなと感じている
前走スタート後に不利があり後方から、また直線も詰まり△で、とそれらが今走の人気の後押しとなっていたのだろうが、私的評価ではそれらがない場合で「0.25差」分補正、勝ち馬から0.45差と換算していた。大体今回でほぼ元値通り走ってきているとの評価


同じく0.3差5着カイザーミノルは中団外からで位置取りバイアス○から直線よく脚を伸ばした
同様に『LT』から4着と0.0差だが実質元値評価は0.1差下。
それでも近走からはかなり走ってきた。元々この馬は一昨年準OPの頃から高評価している馬で長く仔細に見続けているのだが、昨年6月の米子S以降はずっとデキが上がらず(体調orどこか悪い所があるのかもしれない)この馬本来の力が出せていない状況が続いており、今回もまた2wでの競馬で当然緩い調整で×印で様子を見るに留めていた。そんな中での好走、ずっと仔細に~と書いたがこの馬は本来の元値評価通り走れればGⅢは当然のことGⅡでも勝ち負け圏の馬で、今回は1.2着馬2頭からしてGⅠ級なのでGⅢにしてはかなり高レベルであった為それだけの評価に値するパフォーマンスは見せたかなと思っている
今回でも未だデキ8分くらいのもので、その中での好走は復調を予感させるに十分
※推しという程でもないがまあ割と好きな馬で


そしてこちらも同じく0.3差6着オニャンコポン。後方13番手は後13,12辺りで◎近い良い位置から直線も手応え十分、が勝ち馬岩田望来の少し強引な騎乗で内に寄せられ弾き飛ばされて前壁の詰まり、立ち上がり気味でかなりのロス△×。その後改めて体勢立て直して追い出してそこから良い伸びでの入線
不利前の手応えとその後の脚からして、私観では不利がなければ3着だったと見ている
位置取りバイアスのアドが上位馬より大きいが、それでも3着で0.3いや0.2差だったと仮定するばらば、過去評価より大幅なパフォーマンスの上昇となる
中京のパワーのいる状態であるのに時計は超高速気味という稍特殊な馬場ではあるが実際に早い時計にも対応できそうな感触も得られ、距離短縮の初マイルが自身◎!だったと考察する
春の東京辺りの本当に軽い超高速馬場だと少しどうかと思うが、通常レベルの超高速め位なら恐らくマイルが最も高パフォーマンスを出せるのではないだろうか。今回の初マイルは非常に大きな収穫。次走以降楽しみある


同様に0.3差7着タイムトゥヘブンは6着馬同様後方からでバイアス◎。そして更に同じく直線内で詰まり気味の稍追い出し遅れ。開いてからの伸びから察するに、詰まりがなければ0.2差は詰まっておりだいたい3着争いに来ていた算段
ここは1.2着馬が58キロからも着差以上に少し抜けており、54キロ◎の状態で同様レベルに走った3着馬,不利が大きかった6着馬とほぼ元値的には同じ位だったとの結。▲印打ったのだが大体評価通りにはといった感じではある(この馬は58なので3着馬6着馬より実評価が少し上になるが)、実際は内で詰まって追い出し遅れがあり0.3差7着というところ


最後に1.4差10着マテンロウオリオンであるが、1番人気で売れていたようだが私は上添付にある通り上から7番目の△印と馬連はヒモでの購入もせずの低い評価
前走マイルCSで今回2着だったエアロロノアから0.3差遅れは『LT』から実質0.4差換算で元値からしてそこまで高くないにせよ、今回の面子であれば私的元値評価からは注印~注+印あるいは1.2着だった○◎は別としてその次位でもおかしくない程ではあった

ネットやツイッターで多く見られる意見が下記画像の様に、横山典弘のポツン騎乗により馬の能力が出せなかったとするものだが、私はゲートが開く前から△印で少し低い評価としており、またある程度こういう騎乗になるかもしれないと頭の片隅にそういう考えがあった

今回この馬が元値以上に走れなかった最大の要因は、蓋しデキであろう
またデキが悪い事が分かっていた、あるいは返し馬でそう横山典弘が感じたのか、それであのような競馬になったと考えている。普通のポツンではない。全く追走する気がない大きく離れたポツンである。デキの悪さから馬に無理をさせなかったと私は考えている

昆師は私的にJRA1調整からのデキが読みにくい少し厄介な厩舎ではあるのだが、この馬の場合は大体ウッドで、多少バラツキがあるものの馬なりなら11秒台後半、ラスト稍強めなら11秒台前半で追切るのがパターン。が今回は当週は坂路、それでいて53.4-12.5の少し軽いもの。年末年始の変則日程であるからして1週前追切りと言っていいのか微妙なところだが、一応年末12/28にウッドで-54.4-11.8の普段のよい数字を出してはいる
例えば他馬に関しても昆師は関東遠征の際に1週前追切りで済ませるというパターンはこれまで非常に多く、また結果も出ており問題ないのだが、今回は地元関西圏での上述の調整。ある程度早い時計を出すのが定型となっている馬に地元で1週前追切り、かつ当週も稍緩め
明らかにデキ落ちと見て大きく評価を落とした次第
先述の様にやはりこのデキで横山典弘は無理をさせなかったのだろうと
また、レース後の騎手コメント等は常宿他ネット検索もざっと眺めるのだが、その際私と同じ考え理由でこの馬の評価を低くしていた人も何人かいたことを付け加えておきたい

 

 

 

 

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