阪神ジュベナイルF 回顧

LAP 12.1-10.5-11.1-11.5-11.8-11.1-12.5-12.5

前半33.7-後半36.1で中盤も緩むことなく
”LT理論から後4は後方に位置する程有利な追込み競馬の型

サンティテソーロ,横山和生が飛ばし過ぎたのが要因だが、馬が行きたがりヤネにしても抑える仕草はあったものの、これ以上はと行かせた格好
そこに2番手イティラートルも行きたがり、3番手スタート安めから外上がってきたリバーラがかかって並んでと、そういった塩梅での激流

 


 

・リバティアイランド/1着

中団外追走から外々で、この馬が最も外を回る競馬
ヤネもスタート直後から外を窺う素振りで最初から不利なく外からを意識していたのだろう
他の上位馬と比しても特段位置取りにアドがあるわけでもない中で、鞭数発で追いもガチよりは少し余裕ありで0.4差と実質的には更に着差以上の楽勝

13w後の6wでの出走はノーザンFで元よりデキに関しては問題ないのは分かっていたが、中間,追切りから前2走よりは少し緩め仕上げの見立て
成長期のこの時期に無理して仕上げてこなかったとの解釈でいいだろう、つまり現時点でもまだMaxではないということ
衝撃の新馬戦で「~暮れの牝GⅠは通過点レベル」との評価に沿う内容で、来年が非常に楽しみである
※宜しければTwitterご参照を

Steppenwolf(@kouyanookami)さん / Twitter

 


 

・シンリョクカ/2着

中団はちょうど勝ち馬リバティアイランドの内並走の位置で、勝ち馬とは0.4差の数字通りの評価
前走新馬戦が高評価でTwitterでの予想印は6番手評価の△と、人気はなかったが見立て通りの好走

因みにその新馬戦は「稍重で36.7-33.7のSスロー」はLT理論より”前3の競馬
それを中団稍後方からラストは”11.6-11.0-11.1で鞭も使い追ってもいるがまだ少し余力のあるもの
数字的に強い内容なのは勿論だが、何より当時の馬場が前日金曜だけで47.5ミリもの雨量でそのまま早朝まで降り続けるもので、開幕週も高速並程の時計が格別に早い状態ではなかった事に注意がいるー良馬場であったなら更にラスト切れていた
※小生の稍重時のラストのラップタイムの補正は0.2

そこから2戦目の今回、1回使った分型通りの稍上昇のデキでこの相手でもしっかり
懸念のあった乗り替わり初木幡初也は当然ベストではなく、自身Max元値はもう少し上の方にあるだろう

 


 

・ドゥアイズ/3着

後方12番手は位置取りアドがあり『LT理論』から後4は2着より1段下の内容
が、直線詰まって進路変更はロス△で、詰まりがなければ0.15程先で2着だったとの見立て
その詰まりがない状態で2着馬から0.1差分下の元値評価
14wノーザンFは前走とピタリ同じデキ、マイルのこれ位の面子では稍忙しいかもしれないとの予想も、H流れてこなした感
距離もう少し延びてパフォマーンスの上昇あるだろう

 


 

・アロマデローサ/4着

中団前いや先団後の位置取りはバイアスからは稍キツメ、そこから次元の違う勝ち馬は別として2着から0.1差と元値評価は2着馬より0.1差分と少しだが上であり、勝ち馬に次ぐ全体2番目
この馬は驚いた…前走ファンタジーSは不利があり度外視,実質3着相当だったが、初戦は強い内容◎高評価から2戦目レコードも初戦より少しパフォマーンス落ちの評価で、父キンシャサノキセキらしく「1200ベストの見立て」更に距離伸びる1600は厳しいとの評価だった
それを後4の激流を前めからこの面子でこの内容は寧ろマイルが◎とするべきもの
ただ、初騎乗イーガンでのパフォマーンスの上昇が想定以上だった可能性もあり、まだ決めつけるのは早計との感も
いずれ元値は上述の通りに確か

 


 

・ミシシッピテソーロ/5着

中団稍後方10番手からの2着馬から0.3差はちょうどそこから2段下の元値評価
直線入って追い出してから抜群の手応えで勝ち馬のすぐ下2着まで楽に来そうな脚だったが残1fで少し脚が止まった
1.2戦目が高評価の強い内容◎で、前走アルテミスSも▲印であったが12wでかかって走れず度外視、そこを叩いて↗の大幅なデキ上昇なら上位圏にあるとの注印であった
直線半ばまではその評価の通りであったが、あれ位の止まり方だと”-14は絞れたものでOK,との判断だったが輸送も併せて急激に減り過ぎた弊害もあったのかもしれない、そして当然×のテン乗り原
それでいてこの内容ならばほぼこれまでの元値評価通りだったとしてよいかとの感、当然○ヤネ+関東圏で大きくパフォマーンスの上昇が見込める
元値の高い馬である

 


 

・ドゥーラ/6着

最後方並び17番手はかなりバイアス的に恵まれた、5着馬と0.0差だがそこから更に1段下の元値評価
が大きめの出遅れからの位置取りであり、この馬は近2走中団前~先団の競馬で好走していることかから同様の位置取りであればもう少しやれた可能性もある
14w→◎!のデキだったがチャンピオンヒルズからはやはり叩いた次がMaxだろう、それが故に(まだ少し余裕がある分で)出遅れたとの見解
実際前走札幌2歳Sはここ3着のドゥアイズよりLT理論からほぼ互角近いが僅かに0.05分上の元値評価でデキMaxならそれ位はやれていたとの見解

※上がり最速だが最後方なのでこれは当然のことであり、よく上がり最速なので強い競馬,力上との意見を見るが、これは一概には言えない
大事なのはペース,ラップ構成から前が有利なのか、後ろが有利なのかと、フィニッシュ時の着差であり、それらのバランスを考慮して総体してこの上がり数値と着差ならばどれ位の評価かかと検討すべきとの私論

 

・サンティテソーロ/7着

冒頭述べた通りの競馬内容で後4はバイアス的に厳しい、いや無理の範疇
それを2着馬から0.7差ならよく粘っている方との所感
ほとんど度外視レベルなので今回の評価は仕様がないが、引き続き△印の通りの元値はあるとみたい。改めて

 


 

・ラヴェル/18着

最後方並び17番手でバイアス◎も直伸びず
大きめの出遅れは前2走通りで、大外枠は最後方から行くこの馬には内枠より○ではあったー内枠、いや中枠でも鈍詰まりの可能性が大きかったろう
外枠でも道中は最後方で内ラチから2頭めで全く外を回っておらず(リバティアイランドやミシシッピテソーロの方がずっと外を回っている)、直線入口にかけてだけ外に出す競馬は予想通りほぼ外枠のロスなし、元より最後方からなので想定通りの競馬も直伸びず
前2走とも高評価強い内容◎で前走はリバティアイランドより1枚下の評価もここでそれ以外に遅れを取るとは解せかったが、レース動画を何度も確認する事で疑問は氷解

スタート後しばらく並走のドゥーラとの接触でかなり気が入ってしまった
かかり△程までには見えなかったが明らかに行きたがってはいた、最後方ゆっくりで尚あれ位行きたがるのは明確に引っかかっていたとしていいだろう
ノーザンFではあるが矢作師らしく16w叩いてのここは↗と大幅にデキが上昇しており、前走以上のパフォマーンスをとの予想であったが完全に度外視

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