【第2回京都,開催1週目Aコース1】
今年の秋京都の開幕は思った程は速い馬場ではなかった。
初日の土曜日で私的Track指数は『外回り・マイルMsm』。
いや、超高速の下限,範疇だがシン京都の春開催の速さを思えば秋の開幕もそれと同等以上を想定していた為、前日金曜時に『マイルMmからマイルMmm』まで視野に入れていた。
因みに、春の京都最終日5/24は開催5週目のDコース2で『マイルMm』と最終日でこれだけ速い馬場であった。
馬場作りもあるだろうが、最要因は週後半が曇り続きで金曜の散水分が思った程乾いてこなかった為と考察する。ほぼ通例通りの現象で、勿論それ込みで前述の想定Track指数を見込んでみたが、蓋を開けてみれば更に少し遅かったという次第。
繰り返しになるが、これでも超高速の範疇であり、ただ例えば前開催の阪神のように『格別に速い馬場』というわけではなかったということ。そこに来て土曜からの雨。速過ぎる馬場に不安のあった高元値の馬たちも、この馬場ならとなる。
日曜の想定馬場であるが、早朝まで小雨が続きその後曇りで大きく乾くまでは行かぬが、まだ根付きがしっかりしていることからも『含水有りの良』で前日同様の『外回りマイルMsm』とする。2400m外回りでは『外回り2400Smm』となる。
前日からこれ位の雨量があった場合、通例は直線『稍中外伸び○』となるところだが、1週目の芝でまだ数値に顕れる程の優位差は出ないものと考える。
もしかすると乾きが想定以上に遅く「若干中外伸び○め」もあるかもしれないが、想定は上記の通りで。
展開
逃げ馬はアフリカンゴールド1頭。若干の出負けもある馬だが、ここは他にハナをどうしてもという馬がいないのでほぼ単騎だろう。流石に2400mでこれではペースが上りようがなく見え見えのSなので、松若替わりのウインマイティー、あるいは23w休み明けだがアイアンバローズの2頭がハナとなる可能性もある。
いやその2頭よりは1枠1番を引いたブローザホーンが菅原替わりで行く気高くハナ、こちらの方が可能性が高いかもしれぬ。
いずれHは勿論なく早くてM稍強、想定は『M~稍S』。
先項のTrack指数『外回り2400Smm』を掛け合わせた『LT』は『前1.5~互角』の範疇を想定する。
予想ではいつも馬場と面子からピンポイントに「この辺り」というのを出して組立てているが、今回は『前1』に焦点を絞っている。
大きく前後バイアスの差が出るまでではないが、少しアドがあるのは『前』となる。
◎ ブローザホーン
○ プラダリア
▲ ボッケリーニ
▲- ディープボンド
,
注 ヒートオンビート
注 ヴェラアズール
△ マイネルウィルトス
※元値からの印付与は他に△印で⑨もだが上記は馬券購入を前提の印の為加えず
◎○▲の3頭は横並びの馬券・フォーメーションを組む。
◎印として買目は少しばかり額を厚くするが、単勝1点を厚く張るという型の◎ではない。
馬連は3点厚め本線。▲-からの3点を想定払い戻し額で、本線目から2/3の配分で組む。
3連単◎○▲1列目、▲-2列目で、注印以下は3連下でフォーメーションの形。
3連複は今回は馬連6点と3連単に額を入れたいので不購入。
◎ ブローザホーン
前走札幌日経OPは『+0.225』となかなか目にする機会の少ない非常に高い数値。
3走前烏丸Sも『+0.175』と非常に強い内容。4走前潮来特別も同様に『+0.1』の高数値。
2走前の函館記念は55キロ◎で0.4差3着は、『LT』より実数値『-0.6』と数値を落としているが、これは出遅れから最後方付近での競馬で、更に3.4角直線と内△の馬場を3.4角内めを通り直線も内ラチと『かなり下手糞に乗った』もので私的数値の観点からは度外視レベルのもの。これで実数値『-0.6』とは言え3着に残しているのは元値の高さをしっかり見せているとも言える。
今回の面子でGⅠ掲示板レベルの馬よりも元値は寧ろ上と見ている。
が、それでいて単勝厚く自信の本命、と出来ないのは理由がある。
◎印としたが凡走があっても致し方なしも視野に入れている。蓋し『デキ』である。
前走とそう変わらないが、自身の相対差では『9分』。未だ少し上昇のあるデキであるという点。
前走はこれ位のデキでも問題なかったが、今回は大きく面子が上がる。それでも前走はその状態で上記数値である。それは逆説的には『稍重以上の渋った馬場、かつ洋芝等力のいる馬場、長距離』等により適性を見せていると取れるが、今回もパンパンの良馬場ではない。大き過ぎる程の数値の落ち込みはないとみる。
ただ、9wのここを叩いて次走は更に上昇することだろう。今回のデキで僅差勝ち負け圏までの競馬で楽しみをと願う。
菅原替わりも、岩田からなら数値の上昇となる。展開の項でも述べたが、菅原ならアフリカンのスタート次第では思い切ってのハナもある。想定の『前1』付近になれば展開の利も。
○ プラダリア
叩き2戦目で上昇となる馬で、今回型通りに『稍↗◎!』としっかり上昇。
宝塚記念、京都記念の内回り2200mより今回の外回り2400mのが適性は◎。
想定馬場で、速過ぎずちょうどベスト付近と見ている。
今回の条件でこの面子なら勝ち負け圏内。
ここ2走は自身ベスト距離より少し短かった。勿論◎範疇ではあったが、今回は自身最も高い数値を出せる距離。馬場としては阪神、次いで中山の方がいいが、含水有りなら京都でも良いとの見立て。
休み明けは仕上がり次第では全く問題ない馬で、今回は『→◎!』とほぼMax近く。
この面子なら頭まで狙える。
休み明けもほぼ問題ない馬だが、叩いて更にデキ上げる馬。今回15wも『→◎!』でしっかりだが、自身Maxよりは少し下げで、この位置とした。
勿論この面子なら頭も十二分だが、上述に加えて京都2400mも◎範疇ではあるもののベストではない点から、自身のMax元値よりは下げを見てとなる。
スタート巧い馬なので今回の面子ならスッと2,3番手を取り、前バイアスでスイスイもなしとはしない。
懸念は距離。昨年の湾岸S2200mで『後3』LTを差し競馬でありながら最後止まっている。当時より馬が良くなっており現在の状態、かつ西村で今回の2400mはどうかだが。やれてもおかしくないが、他上位印馬との相対差で優位を取れず。
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