・展開
チューリップ賞が『LT後2.5』の超寄りのH、フィリーズレビューが『LT後1』のH、両レースで逃げた馬が共に出走。ここも同様Hとなるのが常道。ただ今回は外回り戦。前2戦程ガンガン逃げて行くとまではならないかと考える。それでもまずSはない。思ったより競っていかないとなった際に案外落ち着いてで『M互角』～逃げ番手が前走様に自分の競馬をしっかりなら『後2』、これが今回の面子での想定値となる。
私はピタリ想定LTは『後1』程とみる。
『稍後方有利』。
Track指数からは内外の伸びの有利不利はない馬場で、外回り戦それもごちゃ付くと嫌気を出すことも多い3歳の牝馬ということもあり、最後方外からでも十分間に合うLT。
諸々だが特にデキ、鞍上乗り替わりの2点が大きく作用し上位拮抗の元値となった。
印は順番に付けているが◎○▲は今回の条件・状態ではほぼ横並びの評価。
馬券も3頭本線、かつ中心に組む。
◎ チェルヴィニア
元値は最上位、今回の面子で過去最も高い数値を出し、1番強い競馬をした馬。
最高値は2戦目未勝利戦。『+0.08』だが鞭どころかほぼ持ったままで最後までと、実質元値は『+0.2』までみる程。3戦目アルテミスSも『+0.15』と非常に強い競馬。実際に出した数値自体は2戦目より高いがこちらは目一杯走らせてのもの。1800→マイルで若干数値落ちがあったかもしれないというのが私の評価。ベストは2000ｍ辺りかもしれぬ。いずれマイルも◎範疇守備範囲。
ただ、今回はルメール→ムルザバエフ。確実に数値落ちがある。それをどれ位に置くかというのが胆。
この馬に関してはスッとスタート出て番手,若干折合いもしかするとという所はあるにはあるが、特に難しい判断もなく前め外追走と、数値の落ちはあるにはあるがそこまで大きく採らずとも、としたい。2，3戦目程の高い数値を出せずとも今回の面子であれば◎印に値するとの見立て。
もう1点。デキも2，3戦目と比べると少し落ちる。Maxのデキではない。数値落ちへの寄与としてはこちらの方が大きいかもしれない。
ヤネとデキ。本来なら◎軸、単勝も、という馬だが、○▲印の2頭と横並び評価で馬券を組むとしたのはそうした理由。
大外枠は阪神マイル外回り戦で、全く問題ない。スタートの上手い馬でスッと番手～好位だろう。寧ろ馬体接触や絡まれる可能性も出てくる内枠より良い。
○ クイーンズウォーク
出遅れ小大の初戦は『僅かに水準値割れ』の数値だが、2戦目は仕掛けの肩鞭1発の追い緩め小と随分余力のある中で『若干の数値割れ』、私的LTからは実質『+0.1』近くを採った。
そして前走クイーンSも『+0.125』と水準値超えの強い競馬。元値は最上位圏内の1頭に入ってくるもの。
そして今回は『関西に戻って』、前走から更にデキ上げは最高潮。
激戦制しての頭も視野に。
▲ アスコリピチェーノ
この馬と次位のステレンボッシュの元値評価については、下添付『阪神ジュベナイルフィリーズ 回顧・寸評』の記事に詳しくあるのでそちらを参照して頂きたい。
元値は最上位圏の1頭。デキも前走とほぼ同値。
前走同様差し馬向きの想定『LT』で、今回も勝ち負け圏窺う。
▲- ステレンボッシュ
この馬も元値評価は↑添付参照で。アスコリピチェーノより僅かに下だがほんの少し下程度。ほぼ並びでもいい位。デキも仲良くというか、前走と全く同値の→◎。
違うのはヤネ。ルメールからモレイラへ。私的評価では、直近の日本競馬で最高値評価は、ルメール、モレイラ、レーンである。各々得意なタイプの馬が少しずつ違い乗り馬により少し数値の上げ下げはあるが、ほぼ横並びで次位グループに大きく溝をあける最高峰の騎手達である。で、今回この馬の場合はどうかということだが、私の評価、感触ではタイプ的にはルメールよりモレイラ向きの馬である。詳細を少し書けば、多少なりとも動かすことが良い方向に出るタイプはモレイラの方が少し長けている。それでもルメールからの手替わりで0.1程も大きく上げてくるかと言われればそれは難しいと考える。
今回はだいたい前走と同値位をみている。
それで▲-印。冒頭で3頭中心に組むと述べたが、それは私の馬券的な問題(※最低回収率500％)からであって、参考にして頂けるという方がおられればこの馬を加えた4頭が良いかと思う。順番としては4番目というのは正着という見立て。
注+ スウィープフィート
1勝クラスを2着した時からブログ,Xで何度も取り上げている馬。
下添付+阪神ジュベナイルフィリーズ回顧・寸評、を見て頂ければと思う。
前走は『後2.5』の超寄りHで、よりこの馬にアドがあるLTではあったが、ひとまず豊替わりでその元値を現出しえたと思う。ここもH寄りで、直線脚を伸ばし馬券内へ。
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△ イフェイオン
前走フェアリーSは『-0.07』で、弱メン相手の為1着ではあるものの水準値割れのGⅢとしては少し低めの内容。
2走前未勝利戦も『-0.05』と水準値割れ。上に挙げた馬達よりは明確に元値は落ちる。
が今回は『↑◎！！』と、これまでとデキが全く違う。あからさまに過去最高値のデキで、その上げ幅を採れば上位圏の3着辺りは十分にあるという見立て。
△ コラソンビート
この馬も↑添付の阪神ジュベナイルフィリーズ回顧・寸評に元値評価がある。前走は明らかに休み明けのデキで9.2分程での競馬。今回はそこから型通りの上昇『↗◎！』と阪神ジュベナイルフィリーズに近い状態。
↑記事にもあるように『距離』、と今回のH寄り想定でこの位置・印。
他、元値から上位圏ある馬に、ライトバック。前走でも序盤かかっており、今回も折合い次第だが、前走その競馬で『+0.01』程、水準値超えのそこそこ強い競馬をしている。木曜想定表段階での元値からの印は注印だった、がデキが前走より僅かに下げ、ざっくりほぼ平行線としても上げはないわけで、が故今回は△-印。仮にＨでバッチり折合ってなら、この面子でも一気に馬券内があっても驚けないだけの元値はあるにはある。
印が回らないが、セシリエプラージュは3連下では抑えておきたい穴馬。前走は明らかなデキ落ちでの競馬でLTからの数値は『-0.65』。これはほとんど度外視でよく、今回はそこから『↑↑◎！！』の超絶上げの文句なしの過去イチ最高潮のデキ。
2走前1勝クラス2着は、『内△』での競馬で実質勝ち馬より上の『+0.00』、3走前阪神マイルも藤岡康太で『-0.02』は水準値近く。今回の全く違うデキでの上げ幅を採れば、Hからの後方,差し追込みで圏内窺う辺りまで来れる可能性もある。
※文中敬称略
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