【GⅠ オークス】予想


競馬をやっていると本当に時の移ろいが早い。
昨年の7月は新潟の新馬戦でこの馬と出会ってから、あっという間という感覚である。
牝馬クラシック2冠目のオークス、途中1戦落としたが堂々の単勝1倍台・断然人気で本戦を迎えることとなった。
【リバティアイランド】/土曜新潟5R,7.30 ー2022/8/4 記
この記事は2022年7月30日に行われたリバティアイランドの新馬戦から4日後の2022年8月4日にTwitterで投稿したツイートを原文ままに転載すると...

ここも大きな不利なく回ってくればとの考。
馬場

【第2回東京,開催5週目Bコース2】
東京は金曜7ミリの降雨にそのまま土曜午前8時までの小雨で、土曜は先週日曜の含水小・良馬場「超高速・並」のTrack指数『マイルMm-0.25』から更に-0.25の稍重「超高速・弱」『マイルMsm』での開催となった。
直線の伸びは「Mペース・位置取りバイアス,完全前後互角時」において”僅かに中外伸び○め”だが数値上明確に採る程のものではなく”ほぼ内外互角”。先週に続いての週末の降雨であったが、明確に外伸びにならないところが流石の現在の東京最良芝である。
※後半レースは既に乾きがある程度進んでいる状態で、少し傾向の変化を見るべきというのもあるかもしれない。具体的には更に+0.25で、その分直線伸びを順次内に+数値採る

そこから1日経過で乾いて+0.5の『マイルMm』を想定する。乾いた分僅かに直線中外伸び○めであったところも解消し「内外互角」の「超高速・並」―ほぼ先週日曜と同値との見立てである。
正確には先週日曜は『マイルMm-0.25』であり、本日想定との差-0.25分は当日日曜の晴れ具合、つまり乾き具合により前後するとの考である。”概ね”先週日曜と同値という方がより正確かもしれない。

視覚的には「超高速・並」の通りに、開幕時から変わらぬ傾向ー外も良く伸びて内外互角、持続力勝負も切れ味勝負も可の完全『ペース次第』

 

展開 

生粋の逃げ馬はゼロ。桜花賞はモズメイメイがおり、その馬も飛ばす型ではなかったが本番勝負仕掛けで和田が少し行かせて流れは早くなりLT『後0.75』となったが、今回は自ら気分よく行きある程度のラップを刻むという馬はいない。前走逃げて勝っているゴールデンハインドも『前2』のSでのもので、この馬がハナなら早くはならない。LTとしては前有利の流れとみるのが正着。
ただ極のレミージュ、もしかしたらこの馬が1発狙いのハナもあるかもしれない。その場合ゴールデンも2番手の方が都合がよいので競らずに行かせてスイスイでM平均レベルまで流れる可能性はある。
私的にはレミージュのハナが濃厚とまでは見ていないが、多少は流れてざっと面子を見渡した際の「ほぼS・それも前2な程の」とまでは行かないと考えている。
『LT』は上述『私的Track指数ーマイルMm』を掛け合せて「前1~2」、ピンポイントには『前1.5』を想定する。

 

◎ リバティアイランド
――――――――――――
▲+コナコースト
▲ ミッキーゴージャス
▲ ソーダズリング
注 ラヴェル
注 ゴールデンハインド
注-エミュー

Twitterでも少し述べたように、また後述もするが、このレースは本来リバティアイランドとコナコーストの1点に大きく張る予定で、それで終わりのレースであった。
しかしコナコーストのデキの問題で、私的に馬券は一気に混迷となってしまった。

結論はリバティアイランド頭の3連単ー以下注印までの6頭を勝負目。
それに同様頭固定の馬単とする。

コナとの1点買い張り込みが叶わなくなった時点で、私の場合はもう勝負レースとはなり得ず総額も減らすことに。またその象徴のように普段より点数が増えてしまうが、3連単のオッズ自体はそれなりのものとなっているので印様に各額配分に色を付けてしっかりと考えている。


他、連下以下混戦に付き元値評からの印を。
△+ドゥアイズ
△ シンリョクカ
△ ハーパー
△ ペリファーニア
特に上2頭は馬場の乾き具合等で外伸びが叶うならば、3連下での抑え・豆券は積極的に要か。

 

各馬評

始めに参考レースとなる「桜花賞」、「フローラS」の予想・回顧記事があるので如何に。
各馬の元値評価及び特性は全て下添付記事にある通りである。

【GⅠ 桜花賞】予想 ~2023桜の女王は
馬場 阪神は開催9週目で今週からBコース。 先週は超高速馬場で、日曜に至っては私的TrackバイアスでマイルMmを計測する程の文句なしに最良の状...
【フローラS】回顧,寸評 /2023
フローラS LAP 12.9-11.6-11.6-12.0-12.7-12.2-11.8-11.2-11.3-11.6 『Track指数はマイルでMm』...

また桜花賞の回顧検証であるが、該レースはLT『後0.75』で”ほぼ前後互角近くの範疇”ではあるが「稍Hの”少し後方有利の競馬」であった点には強く注意を払いたいところ。


◎ リバティアイランド
元値評価や特性に関してはこれまでブログやTwitterで多く述べてきた。ここも他より1枚抜けの元値数値である。
唯一2400mの本レースであれば、逆転までなしとはしないと見ていたコナコーストが今回自身の元値数値より下を採っているのでここは頭不動ー強い競馬で2冠遂を成して欲しい。

阪神ジュベナイルF 回顧
LAP 12.1-10.5-11.1-11.5-11.8-11.1-12.5-12.5 前半33.7-後半36.1で中盤も緩むことなく ”LT理論か...

阪神JFは緩ゆるのデキで2枚抜けの競馬、そこから17wの桜花賞は↗の大幅にデキを上げて臨み2着とは「実質0.15差」の1枚抜けまでではないが完勝。そこから今回”稍”ではあるが更に上昇と「過去イチ最高潮」のデキ。
ベスト距離は「2000」-「1800-2200が◎の範疇」との見立て。
マイルは過去走から他馬より早くに仕掛ける必要がある状態で少し短い。桜花賞よりはオークスの方が本馬のパフォーマンスは上がる。
これまでも何度か述べているが、”差し馬の”川田がへぐらなければ。死角はそれだけと考えている。

 


▲ コナコースト
桜花賞はLT「後0.75」の早い流れを先2からで、勝ち馬リバティアイランドの0.2差。
リバティアイランドとの実質元値数値差は「0.15」。勝ち馬からは明確に下であるが3着以下の上位馬はこの馬より全て後ろからの競馬で、それらよりははっきり上の元値。3着ペリファーニアは4番手からこの馬と0.0差でごく僅かの差くらいで高い元値だが、4着以下はそこから更に後方で競馬した馬達で0.3差はほとんど決定的な開きがある。

過去評から『マイルは少し短い』馬で、次走オークスで更にとしていた馬。
が金曜にTwitterで述べたのだが、下記。


桜花賞は「後0.75」の競馬を先2で強い内容、としたがおそらくノーザンも同見解だったのだろう。リバティ、ルメール・ハーパー、矢作氏のラヴェル等乗り替わりが極めて難しい馬を除いて最も可能性のあるとしたこの馬に、現ファーストドライバーのレーンを配してきた。
これはオークス1点は更に盤石に、としていたところに上添付である…。

本来なら私の場合本線目から外す態となるが、元値数値がリバティを除く他馬との相対差で明らかに高い分でこの印に置く次第。
競馬は相手があることで、自身10の力が出せずに仮に8位であったとしてもその数値自体が他馬より優っていれば上の着順に来る競技である。

いずれ『自身Max元値数値』は出せないが、調教後以降数日の調整が非常に上手く行き仮に輸送を経た当日であっても馬体減がないのであれば、大き過ぎる減退はないかもしれない。そうであればリバティ以外とはと。
逆にやはりの小以上の馬体減であれば、一気に買目から外すことも考えている。
馬体重発表は要注視である。


▲ ミッキーゴージャス
1,2戦目が重、稍重の競馬であるが、共に水準1枚超えのかなり強い内容。桜花賞1~3着馬以外とは数値上互角以上である。
2戦目が稍重で1戦目の重より多少下がマシになったのだが、元値数値は同値。が2戦目は1戦目から大幅にデキ下降でのものだった。斎藤→戸崎でのパフォ上昇もあるが、下の渋りが少しマシになった分のパフォ上昇も大きいとの評価。
そうであれば良馬場の今回は更なるパフォ上昇の見込みとなる。元より母ミッキークイーンに父ミッキーロケット、良馬場での切れに期待を持てる。デキも前走から”稍”の上昇。いやCウッド追いに変えてのしっかりであれば”大幅”としていい。
距離はベストとはいかなくともオークスに関しては1,2頭を除いてはほぼ「本質的には距離が長い」。自身は3戦目で最も良い条件。想定LT「前1.5」味方に、先後後~中前前の好位からいい脚を。

▲ ソーダズリング
この馬の元値評価・特性は↑のフローラS回顧記事に詳しくある。
元値は高い。が距離は「本質的には少し長い」。2戦目1800mでも若干かかり気味になるくらい。前走も200m延長の2000m戦で、こちらのがより大きな要因だが「戸崎替わり」で「かかり気味」になった。その分最後脚が止まり気味で2着。
が今回はヤネが豊に戻る。折合いに関しては戸崎より格段に良くなる。
ここも「前1.5」のS想定に加えて更なる400m距離延長ではあるが、4戦目もあり中団で我慢が利く方の目を採りたい。

↑フローラSの回顧記事にもあるが当時はデキ落ちがあり、かかり気味以上にデキ落ちでの(私的想定)パフォーマンスの低下があったとの評価。
今回はそこから↗の大幅上昇は「過去イチ最高潮」、しっかり本番を見据えて仕上げてきた。
このデキであれば、ヤネも本番仕様の勝負駆けをとの考。

 


注 ラヴェル
桜花賞でも注印としていたように元値は高いレベルにある馬。その桜花賞0.9差は『詰まり△』でのもの。実際直線の手応え・脚は◎で、詰まりがなければ「0.5差」辺り、だいたいハーパー、ドゥアイズとほぼ並んでの入選であったろう。
気性の難しい馬でいつもゆったり仕上げでここまで来た。前走桜花賞もかなり緩い追切り。がそれでだいたいアルテミスSと同レベルの仕上げ。今回は春最後もあるか6wしがらきで↗↗初めてお釣りなしの「過去イチ最高潮」まで仕上げてきた。
先述様に気性の問題でそれが逆にうまくない目に出ることもあるのが競馬の型であるが、今回は過去にない最高のデキでのパフォーマンスの方をみたい。
1枠は大きな加点。最後方付近をゆっくり回ってきて直線前が空けば馬券内もと。


注 ゴールデンハインド
↑フローラSの記事にある通りの元値評価。前走は「前2」で2着馬との比較ではバイアス◎が大きいにせよ、数値から上々の内容。デキ微上昇もあったが、「菅原替わり」が何と言っても大きかったとの評。

菅原についてはTwitterで2年程前から何度も書いているように「非常に乗れる騎手」との結。菅原騎手についての記事を書こうと昨年からずっと考えていたが、いっこうに筆が進まぬのはいつもの私の癖である。悪しからず。
この世界はコネクションや人との出会い、「運」等、成功には本人の技術以上に重要な要素があったりするが、その面において今後「大きなマイナスとういレベルでさえなければ」、5年後にはごく普通に関東リーディングを武史と争っているものと考えている。その先には全国リーディングまでみている位に、技術に関してはちょっと他にいない次元で「乗れる」と評価している騎手。具体的な点も幾つもあるが、それはまた別の機会に述べたいと思う。
ともあれゴールデンハインドに関しては前走で菅原替わりによるパフォ上昇が大きく、そのまま今回本番も想定LT「前1.5」を追い風に上位圏をとの見立て。

デキも、というかデキは前走から↗大幅上昇!の過去イチ。更にパフォーマンスを上げてくる。
2年前のオークス馬、ユーバーレーベンと全く同様にラフィアンが本番オークスを獲る為の過程をこの馬に課してきたように映る

オークスというレースは通例、1,2頭を除いてほぼ全馬近くが「本質的には距離が長い△」である。実際古馬になって2400mを主戦場とする馬はほとんどいない。だから全馬最後はSであっても止まり気味になる為に、毎年差し決着となるわけである。
偶にそういう馬が1頭2頭いて穴をあけるが、基本的には2400mがベストで古馬になっても活躍するような牝馬は、この3歳5月の時点では未だスピードが足りず駒を進めれない事の方が多い。

ゴールデンハインドは、今年の面子ではその2400mがベストに近い数少ない1頭である。
上述諸々の要素に加えて距離適性も加味すれば、前めから最後も脚鈍らずの競馬もあり得る。


注-エミュー
桜花賞0.8差はラヴェルと同様に「稍詰まり気味」でのもの。ラヴェルよりはマシな程度であったが詰まり気味からの進路変更等ロス△はあった。仮に詰まりがなければ、同様に「0.5差」辺り、ハーパー、ドゥアイズに近い位との算段。
そこからデキは上昇でしっかり最高潮。東京の超高速よりは稍力のいる馬場の方がベストとの見立てだが、距離はマイルよりは長い方が良く、2400mの世代戦であればとの考。
このデキでデムーロ戻り、後方から直線に駆ける1発狙いが上手く行けばいいところまで。

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