馬場私観ー東京D3週目
東京は金曜日に降雪で雨量表記は26.5ミリ、土曜は稍重で先週日曜のCV(クッション値)9.3から8.5と発表値通りに少し遅くなり、私的Track指数は先週日曜から+0.5。それでも傾向としてはほぼ変わらず直線の伸びは内外互角でペースに応じた前後互角のバイアス、0.5分「ごく僅かに」後方へ位置取りバイアスがシフトしただけ
そこから1日経過で例によって東京らしく急速な乾きでTrack指数-0.5、結果的に先週日曜と全く同様のTrack指数まで回復 ー 私的馬場差指数からは『マイル-Msm』で水準よりは早い時計が出る状態だが超高速の早過ぎる馬場までではない位
因みにCV値は前日8.5→8.9
ラップ~『LT』(=ラップ×馬場指数)
1800mで前半35.3-後半34.1、中盤に12.4-12.8-12.4と緩いラップを挟んだ『稍S』の型
先項Track指数を掛け合わせた『LT』(=Lap×Track指数)は『前1』で0.1差分だけ前の位置取りの馬が有利
※昔からあるJRAによるハンデ戦における方法論ー1キロ≒1馬身≒0.2秒を参考に、長年の私的考察と改良で現在は上記「1馬身≒0.18」を採っている
予想
私の予想は以下
※ツイッターより
馬券は馬連,3連複の的中
そして木曜想定表段階での元値評価のみの簡易印
各馬評
ファントムシーフ 1着
通過順位-3-2-2の先2番手で2着以下を0.2差退けての勝ち
この馬より後ろの位置取りから脚を伸ばした3着ダノンザタイガー、4着タスティエーラに先程の『前1』分其々補正を付与して尚1番強い内容≒元値評価となる
※2番目に強い内容が3着ダノンザタイガーで勝ち馬から0.05差下の元値評価
前走GⅠホープフルSが13w休み明け+初の関東輸送が要因との私見だが、1週前追切り,本追切りからのデキ考察が2走前から↘。その状態で0.2差4着ー私的『LT』理論から『前1』の競馬は実質勝ち馬から『0.125』僅差の元値評価
そこから一叩きで今回『↗◎!!』過去イチ水準のデキに、ヤネも福永→ルメールで大幅強化と2点で次位の元値評価の馬とは上述『0.125』ではあるがひとまず完勝
1800mに短縮で東京の超高速に懸念もあったが、金曜降雪もあり現在の東京の馬場は冒頭『馬場私観』の通りに超高速馬場までの速すぎる馬場ではなく(十分高速ではあるが)、一般にも勝ち時計1.47.0で分かるようにこの馬には適度な早さであったとの見立て
次走は直行の皐月賞らしいが、今回の距離1800mは守備範囲,◎の範疇だが2000mのが更に良いとの見立てで、また東京の高速馬場における瞬発力勝負よりも中山等の馬場におけるレース質の方がこの馬のMaxパフォーマンスをし得るに最適(中山より阪神のが更に良さそうだが)との私的評価であり、今回は面子のこともあるが、大幅なデキ上昇,鞍上強化で勝ち切ってはいるが自身の特性からは更に良いパフォーマンスも可能とみる
但しヤネがルメールだった場合の想定元値になる為、誰になるか分からぬが人によっては大きくパフォーマンスの低下を採る必要も出てくるため十分に注意したい
それにしてもこうして改めて予想の指針を記すと、上添付の木曜想定表段階では上2頭が少し抜けの評価から、並び1番手評価○+とした同馬を本予想では4番手評価の▲まで落としてしまった事が悔やまれる
馬券は◎○からの組立て、3連系の1列目は◎○のみのフォーメーションの為、3連複は的中も3連単は零している
※馬連に最も資金を振っている為悪くはないが、今回は3連複は回収率の観点からは抑えの意味合いの馬券で3連単で益を伸ばす型を採っていた
○+から▲に落としたというより、▲印の2頭を順次上にスライドさせた格好なのだがその理由は以下で記したい
タッチウッド 2着
出遅れから押した後行きたがり、抑えようとはしていたがしばらくで無理に制止せずをヤネが選択し途中からのハナで当然ロスは大きい
この形で『前1』なので前走様程のスタートから無理なくハナであったなら更にペースは緩く超Sの『前2.5~3』程になったのではないかとみている
その点を加味せず今回の『前1』のバイアスままでも、「出遅れ~その後の形」のロスがなければファントムシーフより前に来ていた算段となる
ダノンザタイガー 3着
中団の内は5-6-6で0.2差3着も、『前1』より補正値掛けて実質元値評価は勝ち馬から「0.125分下」
また、「明確な詰まり」という程でもないが「進路変更による追い出し遅れ」から「若干詰まり気味」(※言葉の定義付けは各々語観の相違がありご容赦を)で、それがなかった場合において「0.1~0.15」の補正値を採り、頭はなかった見立てだが『前1』LTより実質元値評価は勝ち馬より僅かに上となる
元々新馬戦が『LT』からかなり強い内容で、各馬の過去走における元値指数においてレイベリングと互角~若干下程で少し上の評価の馬であった
当時シートに記載した寸評が以下
しかし2走目,3走目と新馬戦の内容からは少しパフォーマンスを落としており、また今回12wも1週前追切り,当週追切りと緩い仕上げで私的見立ては「8分強」のデキで△印としていた
その中で上述パフォーマンス
次走以降春2戦のクラシックは確実にデキを上昇させーそれも大幅にーそれに倣ったパフォーマンスを期待できる。私的には漸く初戦の評価様に走ってきた感で、ダービーに向け楽しみのもてる今走であったように思う
タスティエーラ 4着
新馬戦とは違い好発も控える形で3-5-5、直線入り口では中団の外の位置から0.2差4着
私的元値評価は『前1』より、3着ダノンザタイガーと0.0差も実質「0.025分下」
初戦を叩いて11wは↑◎!!の急上昇、全く違うデキとの見立て
直前まで1番人気は、タッチウッドの項でも触れたが新馬戦の内容的にはこちらの方が少し下の私的元値評価だったが、上昇幅はこちらが上で、かつ共にムーアからの乗り替わりでタッチウッドがバシュロ、同馬が福永であった事が要因と見ている
実際僅差の4着で▲印通りのパフォーマンスとの見解
序盤外から上がって行く馬がいた事もあるが少し行きたがるところもあったが、すぐに落ち着き折合いOK,2戦目控える競馬でこの内容は収穫大だろう
父からも馬場の質という点においてはダービー・春の超高速東京は少し懸念もあるが、初戦東京は超Sの『前3.75』をしっかり追ってはいるもののラスト11.2-11.1-11.2と瞬発力勝負に対応出来る下地も見せており、今回の控える競馬の収穫と併せて、昨年様に流れる競馬ならいいところがありそうと期待がある
ウインオーディン 5着
稍大きめの出遅れから12-9-8で、ラストは並び最速の33.6の◎脚で0.5差5着。4着馬からは0.3差も『前1』から実質元値評価はそこから「0.2差」
少し驚いた。スタート後最後方からだが「明確に行きたがり、かかり△」3角でもまだファイトしている状態でありながら終いの脚は並び最速。24wも1.2走前と同様の文句なしのデキでしっかり仕上げての競馬ではあったが、それでも次走一叩きの上昇は確実にある中でのもの。デキMaxであったなら馬券圏内を争う算段となるもの
稍大きめの出遅れも24w休み明けによる影響が大きく、次走は伸び代しかない
新潟2歳Sは◎本命としており未勝利戦の元値評価は高い馬であったが、明けて3歳もかなりやれそうな感触。楽しみな1頭
レイベリング 9着
下添付画像は木曜想定表段階での寸評。9-9-8の通過順位で特に強く押してはいないが「引っ掛かって」終了の態
パフォーマンス的には度外視ではあるが、実際的には懸念の気性から距離がギリギリで今回においては稍Sの『前1』でその点において余計に厳しかったという結。結果的には前走朝日杯フューチュリティSが超寄りのH・『後2.5』でそこを出して行っての好位5番手からの競馬だった点も不味かったろう
この内容からは次走は距離短縮が定石となるか
1.2戦目高パフォーマンスを魅せているので「控えて、しっかり折合う」競馬でNHKマイルへ駒を進めて欲しい
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