普段時間的な都合により、そう頻繫にはブログを更新できない拙にしては珍しく、GⅠの谷間の今週に予想を綴ることに。その理由は有り体に馬券がなかなか面白い1戦となったからである。
まず大前提として、今年は例年になく低調な面子。近5年程でこんなにレベルの低い年は多分なかったのではないかという位に。
元々木曜想定表段階で各馬の『LT』による私的レートをさっと見たところ、過去走においてレートの『水準値0.00』を超えた数値を出せていたのはアドマイヤベル唯1頭であった。他は全て水準値を下回るレートしか出せてない。
アドマイヤ以外はこの時期のOP特別でも勝ち切れるか微妙な馬しか揃っておらず、如何にもレベルの低い1戦となった。
しかしまあ、とりあえずこの馬を順当に本命でそこから、となるところだったが、デキがかなり怪しい。詳細は後述するが、これにより低調な面子での『大混戦』、馬券が面白い、となったわけである。
冒頭述べたようにブログの更新はそう多くなく、かつ簡単な寸評のみのX・ポストを偶にといった現状なので、両方を見て頂いている方には相馬眼や的中率は驚異的だと感じてもらえているかもしれないが、なかなかピタッと大きい配当のレースに当たらなかったりするわけで。Xの方では何度か大きいところを上げているが、ブログではどうだったかなと思う次第。
が、今回はもしかなかなかいい所がお届けできる、かもしれない。まあ上述様の面子で各々短所を抱えているからこそのここまでの成績なわけで、当然また悪い方の目が出ればダメ、となる。あまり気負わず程よくで行きたい。
では印・予想を以下に
◎○▲~と印を付けたが、馬券面での評価としては◎○▲を1列目、つまり馬券上は並び評価として扱うことになるのでご注意を。
いつも通り馬連と3連単が勝負目で元返し主の3連複を抑えにという馬券だが、今回の馬連は3頭の3点に、配分低めの注印・抑え目を加えた6点とする。配当からして合成オッズも十二分に旨みがあるからである。
◎ マルコタージュ
前走は初戦から一転『出遅れ小大…』で最後方からの競馬…それもポツン気味。度外視である。
それでも3,4角手応え◎で外を長く走って終いは○脚。キツめの競馬で最後は脚が上がったが、初戦並の元値は見せた。変わらず番手からなら上位圏辺りまで来ていただろう。
で新馬戦はどうかというと、ここでの数値は『-0.0125』。若干水準値割れである。がこの数値なら今回の低調な面子の中では上位圏の1頭である。
今回は前走から『稍↗◎!』で、未だ良くなってきそうではあるものの、これまでの中では最高潮のデキである。
そしてヤネが杉原から菅原へ。これだけで『+0.10』以上は見込める。
初戦のように好発から番手に付けてなら十分に馬券内はある。
○ トロピカルティー
前走は不良馬場で、未来に向けては同様な馬場にならない限り参考外の1戦。
新馬戦は『-0.03』。ここでは上位圏内である。ただその初戦は直線先頭に並んだ残200m辺りで鞭1発、ラストG手前で肩鞭1発、と未だ少し余裕がある状態での数値。実質は『0.00』水準値近くまで採っている。1列目の1頭に十分な数値。戸崎戻りで上位へ。
▲ ユキワリザクラ
前走が中山の『Track指数ーマイル外回りMsm』時(※高速強程の緩さ)の稍重”でのレースで、数値は『-0.03』。ここでは上々でいいかで。
サトノダイヤモンド産駒で、東京替わりで多少の数値上げを見込むのと、稍重→良も同様にで、水準値『0.00』もあるとの見立て。
ただ今回の条件での戸崎→鮫島克は少し落ちを採り、それが大きめの懸念ではある。前走でもハナに行ってさえも未だかかり気味の気性がキツめの馬で、鮫島克は旨くはない。スッと先手を取れて折合えれば、だが。
それでもそれ以上に魅力があるのは、デキ。『↗↗◎!!』と超抜は過去にないデキである。当然数値も変わってくる。
諸々述べたが総じて▲印、この位置とした。
注 アドマイヤベル
冒頭に「~アドマイヤベル唯1頭」としたように、前走は『前2.5』の超寄りのS,スローで、勝ち馬を上回る『+0.06』の強い内容。今回の面子では元値が1枚上である。
ただ、デキ落ちで走れない可能性がある。少なくとも前走と同値では走れまい。体大2走前に近い位のデキ。
このところの急激な気温上昇で馬も体調不良が頻発しているときく。土曜も京都9Rあやめ賞,で1番人気だったヒヒーンが私的評価で『デキ落ち大』で切ったのだが、案の定走れなかった。それと概ねは同型の類。
それでも上述様に『元値は1枚上』でここでは”はっきり抜けている”ので、デキが悪かろうとこの面子では上位圏内で走ってくる可能性は大いにある。それが故の注印・4番手としたわけである。
以下△印で
カニキュル
前走は0.3差通りの低めの数値だが、2走前東京の未勝利勝ちも0.4差と見た目よく映る人もいるだろうが『-0.10』と稍低め。
また、近1,2走とも『若干だがかかり気味』に行く馬で、テン乗りの北村宏も出たとこ勝負。私見では厳しめ。
ただ、外枠を引いたので思い切って最後方付近からで折合いOKとなった場合には注印レベルでやれてもおかしくない。
私はパドックは”一切見ない”ひとであるが(※レース回顧の際に、どうだったかと後で気になった馬だけチェックすることが稀にある)、この馬の場合は時間が許すなら見ておきたいと思わせる。いつもチャカついてるが、変化があるなら上げ下げも考えている。
エルフストラック
前走は0.2差の5着で、LTから数値は『-0.45』。2走前も0.1差2着だがLTからの数値はそれを下回る。
ここ2戦からは厳しいが、未勝利勝ちの東京に替わって、またヤネも変わり枠並びから単騎ハナなら、ここはSスローもあり得るので上位圏もなくはないで。
バネロッサ
前走値は『-0.075』。水準値に近く、ここでは上位圏の1頭だが、それはルメールでの数値。2走前、3走前のマーカンド時は『-0.25』、『-0.20』と数値の乖離が大きいように、今回は津村替わりで当然数値は落ちる。
スタートも前走初めて好発だったが、それ以前は2戦とも出遅れである。まあ出遅れが故の該数値とも言えるわけではあるが。いずれ前走はルメールによるもの。
デキは引き続き超抜でこの位置。
クリスマスパレード
前走1勝クラスの水仙賞は『-0.06』。ここでは悪くないが、デキ落ちありと、ここまで番手で数値を出している馬での『東京2000mでの大外枠』は大幅なマイナス要因。元値は先述様なので、乗り方とラップに因るところが大きい。
※文中敬称略
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