【第2回東京,開催4週目Bコース1】
今週から東京はBコース替わり。週中の降雨も月曜のみで、通例なら”東京最良芝”は先週降雨の影響が比較的少なかった土曜の『私的Track指数-マイルＭｍ』から+0.5の『超高速・強』まで見込むところであったが、今週もまた雨。
土曜は午前9時頃より雨が降り始め、その後小雨～雨と曇りが断続的にと終日。
それでも明確に雨の影響があった先週の日曜ー『稍重でマイルＭｓｍ』から「+0.5」速くなり『良馬場は含水小有でマイルＭｍ』と十分に速い『超高速・並』。
午前中からの雨も、直線の伸びは内外互角で”内もOKで中外伸び○めにならなかった”。流石の”現在は東京最良芝である。
※後半レースは若干その傾向もあったが、数値上「0.25分」を上乗せする程のはっきりとした傾向までには至らなかった
予報では土曜競馬終了後も同様の「断続的に～」ままで日曜未明には止み、その後は若干の小雨もあるかもしれないがほぼ曇りということである。
日曜の馬場は、土曜とほぼ同様ままの状態で1日含水有の状態で使った事による傷み進行考慮で「-0.25」の想定Track指数『マイルMm-0.25』とする。
馬場の状態自体はほぼ同等で、この「0.25」は内傷みが少し進行し平均ペースの完全”前後互角時”において『直線は内OKも稍中外伸び○め』の分である。
それ程までに大きな差ではなくはっきりと外が有利とはならないが、脚質から外差しの馬は通常よりも少し伸びやすくなり追い風とは言える。レースに与える影響としてはペースの方が圧倒的に大きいだろう。
通常土日でこれ位の雨があれば先週並に中外伸び○の馬場になるところだが、やはりBコース替わりの影響は大きい。
よって、直前までの傾向把握は必須である。
※先週も添付したが、一応『マイルMｍ』については1週目の馬場考察を以前記事にしてあるので下記に
展開
逃げ馬がゼロ。どれも行きたくないが、過去走からは枠なりに押し出されるようにサウンドビバーチェのハナが最も可能性が高い。いや、最内枠でテン乗りの典・ロータスランドが1発狙いハナの公算のが高いか。
続くのはマイルならば、ソダシにルージュスティリア、そしてクリノプレミアム、スタニングローズ。これらも突つくタイプではないだけにGⅡまでなら超Sまでみる所だが、GⅠで先の典の動きも視野+サウンドビバーチェが思い切りの良い松山替わりであることから、スローはスローだが超スローまではないと読む。文字に興すと「スロー1」といったところか。
上述『私的Track私的ーマイルＭｍ-0.25』を掛け合せて、想定『LT』は『前1.5』前後となる。
アドバンテージは前にある。
ただ前が有利だが、『前1.5』は後方からでも元値の高い馬であれば十分に互角以上に持ち込める位の数値であり、また直線は想定雨量で「内OKも稍中外伸び○」でもあり注意したい。
◎ ソダシ
○ スターズオンアース
,
▲ ナミュール
注 ソングライン
注－ナムラクレア
/
△+サウンドビバーチェ
△ サブライムアンセム
馬券は結構悩んだ。
予想を終えた段階でも当初の閃きの通りに、◎○のワイド1点を10本が最適解との結ーワイド3.5-～3.9も付くー、だったが上位印の自身の自信度であったり、せっかく多くの時間を掛けて予想したわけだからといういつものあまり好ましくなかったりする癖が顔を覗かせたりもして、結局のところは以下とする予定。
1.◎-○の馬連,ワイドに厚張り
2.◎-○の頭の△までの3連単 +(3連複は元返しになるように調整で少額は抑えの抑え
それに、○は1枠からでSで外に出せない可能性もあり、仮にずっと内に閉じ込められたままなら馬券内逸もなくはない。◎にしても、また隣の川田が前に行こうと思えば行ける馬であり、先週カルロヴェローチェのような事もあり得なくはない。
そうなると大きく張らずに他馬からの馬券も十分に視野に入る。それらから総額を減らしての購入もありかと思う次第。
がいつもの口上になるが私の場合は、詰まるところ馬券は的中が目的ではなく回収率が至上命題となるので前者のように組む事になるかと思う。
他、
△ ララクリスティーヌ
△－ルージュスティリア
は仮に上記の予報雨量以上で中外伸び○がより進行した場合に限り、3連単の抑えを豆券も考える。
◎ ソダシ
元値に関しては上位他馬から明確に抜けているという程までではない。しかし今回はS想定のアドバンテージが大きく、元値最上位との評価のスターズオンアースが1枠2番を引いたのも併せてこの印とした。
馬場はパン良の超高速がベストだが、万能型で荒れ気味の馬場も、含水有りの稍重もほぼ◎の範疇。今回の馬場もOK。東京は自身最高の舞台。走るクロフネ産駒ままである。
外枠も1,2番人気想定だけに、Sで包まれる懸念のある内よりは良い。
そして鞍上はレーン。
先程「元値に関しては～明確に抜けているという程まででは～」と述べたが、レーンに替わり私の数値上は前任より「少なくとも0.2」は詰めてくる計算で、元値数値に関しては「東京マイル」の舞台であればスターズオンアースと互角以上となる。
頭かどうかは別としても、まず馬券内逸はない評価。
唯一考えられる不安点は、川田であろう。ＧⅠになると川田のハングリー精神が騒ぐのだろうか、過去何度も人気馬に執拗なまでのマークを遂行してきた騎手。
先週ＮＨＫマイルでも回顧記事で述べたように、人気馬のカルロヴェローチェに対して明らかに意図的な外被せを行い、楽な競馬をさせなかったーそう、カルロヴェローチェの鞍上もレーンだった。
ルージュスティリアは先行,好位からの馬だけにSでペースがそう上がらなかった際には、今週もレーン目掛けて外被せもあるかもしれない。これ位しかおよそマイナス要素がない。
○ スターズオンアース
この馬の過去最高パフォはオークス。桜花賞は水準並の数値でそこから大きく大きく数値を上げた 。「川田→ルメール」もあるがそれ以上に2400ｍへの距離延長での上昇幅が大きかったとの評。ベストは2200～2400との評価の馬。
前走大阪杯2000ｍは牡牝混合のGⅠとしてはかなりの弱メンではあったが、0.0差2着を確保と評価通りの距離適性を見せている。がマイルも勿論守備範囲ではある。まして牝馬限定のこの面子であればこの距離でもまだ最上位圏としてよい。
不安点は1枠。馬券の項で触れたように、この枠はSで外に出せない可能性も少なからずあり、仮にずっと内に閉じ込められたままなら、発送時の内の馬場状態にもよるが馬券内逸も考える必要が出てくる。
ルメール考慮で、蓋然性という点からその目は少ないとの考により、中団稍後方を外から鋭紳とする。
この馬に関してはブログを始める以前、2歳時からTwitterで割と詳細に述べてきた。
ベスト距離は1800～2000。万能だが、どちらかと言うと稍力のいる馬場がベスト。
如何にも1流処の父ハービンジャーの特性ままである。
距離に関しては東京のマイルであれば他場の1800相当の数値換算でほぼベストに近い位のイメージでOK。
ただ、この馬の場合は◎○以上に雨が良い。土曜からの雨による馬場は、上位元値の馬の中ではこの馬が最も恩恵を受けると考えている。その分で◎○との元値差は少し詰まる。
仮に直線が中外伸び○が明確になるようだと更に追い風となる。
注 ソングライン
この馬は人気薄だった3歳時ＮＨＫマイルから昨年の安田記念まで、常に厚い印を打ち馬券で大きな払い戻しを受けている事もあり、私的に思い入れの深い馬である。
因みに昨年の当レースは注印(※評価を下げている)である。理由は海外帰りもあるが、休み明けは◎近く走るが”本質的に叩いた次に更上昇でベストになる”馬だからである。
※実際に次走の安田記念で◎本命は1着
今回も海外帰りでの11ｗで昨年と同様のローテ。ここも9分超えで走ってくるが、ベストまでではない分最高値の元値よりは少し落ちるーそれでも昨年様に上位圏内まで来る元値数値。
また現在のノーザンの1番馬は、たとえデビュー以来継続の主戦騎手が乗っていようともレーンが跨る事が規定路線。今回であればソダシ。レーンがこの馬に乗らないという点で、私の当馬評を裏付けているように思われる。
そして鞍上はテン乗りの戸崎。当馬のようなタイプはスッとスタート出て押すことなく自然と中団に収まり～と、戸崎との相性は良い方。向う正面中外めを追走出来るなら大きなマイナスとはならない。がやはりルメールや、長く乗ってきた池添と比すれば数値の低下は見る必要がある。
注－ナムラクレア
距離に関しては2歳時の阪神ジュベナイルフィリーズの結果内容から既に問題ないとの評価をしている。桜花賞でも折合りOKでしっかり自身の元値だけ走れている。
元値からこの順の印。
ただ想定雨量を超えるようだと、外め枠○もあり現評価以上の好走も見込む。
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