【馬場私観】京都・東京・福島 ~4/22 土曜競馬を終えて/2023

【京都】芝

新京都ー第1回はAコース1週目
金曜日にTwitterで少し京都の馬場について展望を述べた。

土曜のTrack指数を計算したところ、傾向としては”概ね”合致かなという印象である。
「超絶」とまでは行かないが、この時期の京都に於ける通例の「超高速」馬場かなといった次第。
私的Track指数はマイルで「Mmm」と、端的に言えば前開催の速かった阪神より0.5程早い芝。

杮落としの1R未勝利戦は2000m内回りで、35.2-36.1はHの「後1.5」で1,2着馬が其々「逃げ」、「先2」で2.00.9。
続く3R未勝利戦1200mは33.4-35.0で「前1」は1.08.4。
4Rの未勝利戦2400mは35.9-34.6の中盤始辺り稍緩めの型は「前0.75」で、これは少しタイム落として2.26.8.
スタートの未勝利戦2つで、「まあ順当に早いな」といった所感であった。

続いて6R古馬1勝クラスの1800m外回りで34.9-35.3は稍流れて「後1」。タイムは1.47.8だが、少し「む?」となったのは今村聖奈騎乗で3キロ減であったのも大きいにせよ、「後1」のこの流れで勝ち馬が”逃げ”て尚ラスト12.2-11.8-から11.3で締めた点。やはり速い芝だなと。

9Rあやめ賞は3歳1勝クラスの1800m外回りで、33.1-35.5は『LT』から「後3.5」もの激流。逃げたフェイト・瑠星は幾ら何でも飛ばし過ぎたのだが、それでも0.1差2着で入線し、タイムは1.45.0とかなり早かった。
ここは面子からフェイトの元値が高かったのだが、それでも1800m外回りを前半12.1-10.2-10.8の33.1とめちゃくちゃに早いラップで逃げて、ラストは大きな落込みなく11.6-11.9-12.0で締めており、午前中からクラスが上がって来て超高速の京都が見えてきたなといった1戦であった。
※古馬重賞級なら1.43秒台の算段となる程である

そして12R古馬2勝クラスの1600m外回りは、33.3-35.6で「後2.5」のHから1.32.4。これもかなり早い。
ペースがかなり早いのが主因だが、明日のマイラーズCは優に1.31秒台だろうと感じた程。これで上添付Twitterの馬場の展望と概ね合致かなとの考。

【総括】
上述様にやはり早い。芝は「超高速馬場」である。私的Track指数はマイルで「Mmm」と先程述べたが、この時期の例年の京都とほぼ遜色ない感触である。
日曜は、通例通りなら(土曜競馬終了後に報告なしの急遽の散水でもない限り)土曜使って多少踏み固められた分と、週中散水分が乾いた分とで、更に0.25~0.5まで早くなることを視野に入れる。

外回りであればHで「後~」バイアスとなれば、12R様に順当に後方馬で上位締めだが、9Rはフェイトが強かったのもあるが「後3.5」激流でも前で残っており、6Rも「後1」で逃げ,先2決着と、やはり『相対的に前が止まり難いレベルで早い馬場』である。
内回り戦は未勝利の1,2Rのみであったが、『内回りは確実に前内有利』の傾向となるだろう。

過去の京都から私的Track指数においては、開催進むみ気温上昇で更にマイル「Mmm」から「Mh」まで速くなるのだが、新京都においては「踏み固め効果」も含めて、更にその先の「超絶高速」馬場まであるように考える。

【東京】芝

第2回東京,開催1週目Aコース1
週中の降雨もなく、想定通りに例年並「超高速」馬場。
外もよく伸びて、内外互角。
持続力勝負も、瞬発力勝負も可、『ペース次第』の非常にフェアな状態。
差が出るのは「超高速」の適性差だけだろう。

昨年はエアレーション、シャタリング共になしの状態から、今年は「エアレーションのみ行って」の開幕であったが、ここの所の気温と、昨年と違い雨予報がなかった為だろう、しっかり速い芝。

【福島】芝

第1回福島,開催3週目Bコース1
Bコース1週目替わりで内が隠されて多少(通例0.5程)早くなるところだったが、先週の雨開催での影響が大きかったよう。全体に芝の傷みが進行し、「短距離」でも3.4角直内”稍△め”の中外伸び○め。「中距離以上」は明確に3.4角直内△で中外伸び○!。私的Trackバイアスは先週より更に「0.5」遅くなった。
稍時計のかかる馬場。日曜も同傾向だろう。

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