上下差実に7キロものハンデ戦。トップハンデのアートハウス57は稍背負わされた感はあり、これだけのハンデ差があるのなら展開利を味方に軽量馬もというところだが、ごく数頭を除いてほぼ軽量の範疇。しっかりと元値評を反映させて予想に取り組みたい
展開
逃げ一車,ウインピクシスでどうやってもペースが上がりようもなくS。それも明確に番手希望の馬もアートハウスのみで突つく馬も皆無、超スローまである。
流石に見えみえなのでエイシンチラー、あとは武史替わりのスートリアがスタート決まれば前へか。いずれ後方馬は手応えよく直線伸びてくるも前に届きようがない、いや直入り時中団後方でも厳しいかとの想定。
前中心で。
印・各馬評
◎ クリノプレミアム
スタートの良い馬でこの面子なら先後後の4.5番手辺りは付けれるだろう。
昨年中山牝馬S以降の一連の『LT』元値評価に加えて、前走牡馬相手の中山金杯でも○印(アラタが馬体増大で▲から繰り上げ)を打ったように私的元値評はここでは最上位。その前走でも直線詰まり追い出し遅れ+かかり気味と牝馬55のハンデで実質元値評価は3着馬に次ぐものだった。
そこから僅かだ更にデキ上昇に加えて、1800mへの短縮も気性的に大きなプラス。
以下の○印以外には元値評価から劣りようなく◎。
○ アートハウス
先述様に突発的に前を狙う馬がいない限りこの馬が2番手。悪くても4番手程だろう。S想定から展開利は明らか。デキも引き続き超抜。気性的に1800m短縮もプラス。
因みにこの馬は気性的に非常に難しい馬でレースでも毎回気勢強くかかり気味に行く程で、休み明けを1回使うとスイッチが入り間隔詰めた2回目は大きくパフォーマンスを落とす。それが故に2走前秋華賞も自信の無印。
今回は好走時の休み明けより間隔は短いが、8wのチャンピオンヒルズ帰りなら大丈夫だろうとの結で。
懸念点は、トップハンデ57が相対差で最後どう出るかと輸送。気性的に輸送が確実に問題ないとまでは言えぬ。前回のオークス東京は間隔詰めてのもの+距離長い×で輸送がどうだったかの判断材料にならずで。
馬券的には◎とのほぼ1点を厚めに各種馬券を組立てる予定だが、懸念点より3連の○印外しの馬券も回収率の観点からも問題ないので買う。
注+ エイシンチラー
この馬もスタート良く前へ付けれるのはアド。また、前走1600mから1800mになりパフォーマンスの上昇が見込め、デキは↗の超抜。テン乗り三浦だけがマイナスだが、53キロも良く。
注+ ウインピクシス
単騎楽逃げで非常に位置取りバイアスのアドが大きい。
前走は『LT』から「後2.5」の厳しい流れをハナでラスト12.0-11.9-12.1の重馬場と水準より1枚抜けのかなり強い内容。ただ2走前の2勝クラスは良馬場で水準若干超え(水準超え自体かなり高評価ではある)位で前走との落差は大きい。2走前→前走でデキ上昇がありその分と見るか、父からも容易に想定できるが「重巧者◎」とみるか。
それでも前走から僅かだが更にのデキ上昇は過去イチの超抜で、53キロと展開利でスイスイも視野に。
注+ スートリア
この面子では私的元値評価は◎○を除けばすぐ次に来る位の上位圏。前走を叩いてデキ上昇。52キロはかなり恵まれた。
ただ近走は中団より後方の差し競馬を旨とするようでそれがどうかだが、今回はテン乗り武史。どれ位かは分からぬがポジ主張は確実で外枠もあり、中団稍前辺りに付けれる想定で、上述プラス面からこの印。
注 スルーセブンシーズ
1800mはスピード面で稍短く、中団or中団後方以降もマイナス。が、ルメール。これまでの元値評価ではそうであったが、ルメールが乗るなら分からぬ。道中Sで3角早々に捲って行くのもイメージし易い。
+-両面勘案でこの印。
△ サトノセシル
力のいる馬場が◎のパワー型で洋芝巧者。
前走から1800mになるのはプラス。中山の初田辺も過去のルメールとレーン以外なら次位で良い。デキも文句なし。
55キロは面子の相対比からほぼピタリで可。中団ほぼ真ん中辺りの競馬がほぼだが、田辺でどの位置になるか次第との見解。前はないのは当然だが、どちらかと言うと稍後方寄りになってしまうのではないかで、この印とした。面子から直は伸びてくるが、やはり位置取り次第。
他×印とすればシャーレイポピー。この馬もデキは文句なし。初戸崎替は過去ヤネからは悪くない。近走は稍後方からの競馬となっているが、元々前の競馬で好走していた馬。枠の並びからスタート決まれば”中前以上もあり得、1800mはギリだがOKだけにSを内々なら1発注意か
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