【AJCC・東海S】予想《簡易版》

これまでGⅠシーズンの予想記事は、自分なりに時間も取り力を入れて書いてきたが、そのGⅠシーズンも終えてとなると私の時間と体力の都合上なかなかあの出力で毎回というわけにはいかずで、気付くとブログの更新も滞り―。
Xの方では簡単な評を添えた予想を上げているものの、ブログで字数制限もないとなると詳細にしっかりと綴りたい欲求が顔を覗かせたりするわけで、しかしそんな事を言っているとほとんどブログ更新が出来ないので、今後は《簡易版》と題していつもの予想記事よりも少し肩の力を抜いてさらっと綴った予想もなるべく上げていけるようにしたい、と思っている。
馬場・展開

現在日曜午前11時であるが、京都、中山の芝は不良馬場、小倉は重馬場の発表である。
『LT』理論から馬場が緩くなり時計が遅くなればなるほど後方有利の位置バイアスへシフトして行くことになるわけだが、ある程度開催が進み傷んだ状態の馬場で大量の降雨があった場合、時計が遅くなるの反して位置バイアスが前へシフトする現象が起こる。Xで偶に言及したりもするが、この”通例の法則から外れた現象を”を私は『特殊馬場』、※特殊・と表現している。

中山は先週までこの時期では異例の超高速馬場で、つまり芝の状態が非常に良かった為、この現象『※特殊』までにはならず通常通りに1.0~1.5程マイナスの馬場となる可能性が高いと想定しているが、京都は恐らくこの『※特殊』で通常のラップなら後方有利になる状態でも前にアドがある馬場となると踏んでいる。

具体的には通常の重・不良より1.0~1.5の前補正を採る。これは通例の馬場からすると相当に前が有利な状態と言える。
ただ、京都の場合は土曜日で既に逃げ馬が4角内を大きく空けて直線入り時には中ほどへ出すような競馬となっており、完全に内×の状態ー更に言うなら、中○、外◎で外に行く程伸び◎の馬場だった。
通例なら前が断然に有利なラップでも直線大外の馬場が比較的良い所を通る後方からの馬が間に合う。その辺りは注意が必要で、※特殊の1.0~1.5の前補正に各馬の重適性を落とし込んで予想を組み立てていくことになる。

因みに小倉は土曜日で既に※特殊で前補正1.0を採った状態であった。そこから更に雨が降り続けたわけで、全体にあまりに重くなり過ぎて内も外もない状態となるかもしれない。

予想

AJCC

◎ボッケリーニ
この面子では元値が少し上。不良まで行くと分からぬが重馬場も◎※不良に関してはほとんどの馬が未知数
ヤネが数値寄与の点で上下動が激しいのだが、この馬に関してはそれもほとんどない。それ位GⅡレベルの次元では元値が高いということ。

○ショウナンバシット
私の見立てでは”道悪は鬼”。
統計を見たというわけでもなく、全レース見て毎週ほとんどのレースを検証・レート出ししている私の言わば”臨床結果”であるが、シルバーステート産駒は多くが重◎の道悪巧者。なかでもこの馬は”重鬼◎!”と見ている。
元値はこの面子で上位圏の下限1頭には入る位、不良で上位へ。
懸念は距離とヤネ。距離はギリとの見立て。2000の方が◎!だろうが、得意(と思われる)この馬場なら他よりアドを得てこなせないかーラスト1fでピタッと脚が止まる像が見えなくもないが
テン乗りのヤネも◎とは言えない。恐らく後方、それもいつものゆったりめだろうが、それがどうでるかというところ。

▲チャックネイト
前走の数値が『-0.1』でこの面子ならボッケリーニの少し下で2番目元値。但し2走前六社Sが重馬場で『+0.08』水準値超えのかなり強い内容。不良馬場の適性で今回はボッケリーニを上回る可能性もあり得る。
テン乗りキングは所謂超1流の面々よりは1段下だが、近走の大野、三浦からなら少し上げを採れる。それ位には乗れる騎手との評価である。欲を言えば中山であれば4走前に乗っていた田辺であれば言うことなかったが、その騎乗スタイルからここも恐らく先行で案外良さそうな感触もある。
懸念は右回り。新馬戦以降の全14戦において高数値はいずれも左回り。広いコースで持続脚をというのがベストなのは間違いない。左回りよりは多少数値の落ちはあるかもしれないが、ダメというわけでもなく今回においては不良のアドの方が上回る可能性もある。

▲-マイネルウィルトス
2走前アルゼンチン共和国杯が『-0.25』で大体これがこの馬の元値。万能だが東京◎!ではある。ただ『重◎!』今回は面子から上位圏へ。

◎軸で、3頭が本線。
馬連と3連単が勝負所。

以下、3連下の
△+にカラテ。
この馬も『重◎!』。30wだがデキは文句なしの状態。ただ超大型馬でこの時期での休み明けでもあり、2桁以上の馬体増も普通にあり得る。体重のチェックは必要。
懸念は距離。2200はベストパフォの観点からは少し長い。こなすのはこなすがどうかというところ。数値の落ちは採る。重◎!のアドがどれ位あるかで。

他、良馬場ならクロミナンスは実は狙っていた馬で。前走ノベンバーSは『+0.15』のかなり強い内容。この面子でも十分勝ち負け圏の元値だが、それは1800mでの話。距離も少し長く、重も◎とはみていない。それ故今回は念の為の元返しの位置付けとしたが、元値は高く仮に不良馬場が問題なければ突き抜けもあり得る。
今後も引き続き注視したい馬。

モリアーナも距離が少し長い。気性的に良馬場なら消し、だが下渋りで折合い面大きく軽減される論理から、問題ないとなれば最後方から馬場の良い大外から脚を伸ばし、も。
ただデキ評価は↘○の落ち。完全にかかった。現在の典でこの距離抑え切れるか

サンストックンも元値自体は掲示板以上、いや武史騎乗時なら3連圏内もというところだが、不良は○ではないとの見立て。ヤネも△。


東海S

◎オメガギネス
ここでは元値が違う。前走『+0.12』かなり強い内容だが、鞭3発は恐らくソラ防止のそれ。未だ余力残してこの数値。2走前レパードSも0.0差2着だが『+0.02』と水準値超え。しかも両レース共”若干かかり気味”。Max元値は更に上がる。
ただ今回も1800。行きたがるかもしれない、となるが今回はバビット,団野が飛ばす可能性が高いと見ている。ウィリアムも続き(※ハナかもしれない)、そこそこは流れるはずで。
元値が上なうえに、デキも『↑◎!!』の最高潮,超抜。初めてしっかり仕上げたと言っていい程のもの。
ここは頭の馬券を厚く。

○ペブチドナイル
前走が『+0.09』とかなり強い内容。しかも59キロ△でこの数値。富田の呪縛から解き放れこれが本来の元値。4走前マリーンS藤岡兄前回騎乗時の高数値の通りに。
万能で稍重スピ馬場も◎、が良馬場のがより◎!かもしれずでそれが少し懸念。そこが問題なければ◎の相手筆頭。

▲ウィリアムバローズ
この馬も万能だが、より良馬場◎!明白との評価で。スピード馬場で今回もまたハナはどうか?であるが気合いの好スタ決まって、もしくはバビットがハナ取れず、でハナならこの面子なら上位へ。

注+ブライアンセンス
前走は『+0.03』と高数値。LTから着差以上に強い内容。
そこから更にデキも上げて超抜。モレイラからの乗り替わりはマイナス数値となるが、ダートの望来なら大き過ぎる程の落ちはないとする。換算数値から今回の面子であれば上位圏の1頭となる。
がこれまで全て良馬場での競馬。ホッコータルマエ産駒で稍重スピ馬場は問題ないと評価しているが、このレベルでどうかは未知数。

注ヴィクティファルス
前走値は『-0.11』で水準値割れと強くない内容でGⅡは厳しい、となるが今回はそこから『↗◎』と大幅上昇。前走とはデキが違う。仮にこのデキなら『水準値0.00』を僅超えていてもとなる。
不良のスピード馬場は当然未知数で懸念となるが、面子からこの位置で。

△ミッキーヌチバナ
上記の馬たちより元値少し落ちる。がデキは前走から更に上げている。テン乗り松山も、1枠ならある程度出して行くと読む。重はOKで、内々の競馬で、他が想定値で走れずとなった場合の3連下抑えで。

本線厚めは◎頭。そして○への馬券、▲注+へと。馬連と3連単が勝負所。3連複は抑えの配分。

※文中敬称略

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