【中京】芝
さて年始に開催された第1回から1ヶ月のインターバルを経て今年も春の第2回中京がやってきた
ツイではここ数年、毎度の如く他に類を見ない超絶整備技術を誇る中京の馬場への熱狂的な愛を綴ってきた(皮肉である
※いやいや地元民であり大好きな競馬場【近年春の中京は開幕時は超絶高速馬場となる】
— Steppenwolf (@kouyanookami) March 11, 2023
土曜開催直前の朝に上添付のようにツイートをした。
さて実際のところどうだったか。結論から述べるとクッション値10.5→8.7の懸念通りに想定より遅かった。
私的『Track指数』はマイルでMsm。時計の出かた的にも年始の第1回中京とほぼ同等のそれ。文字に興すと「高速稍強」といったところ。クッション値の数字が示す通りに、例年の春の超絶高速の中京芝ではなかった。
因みに昨年より1.0も遅い。それでもこれで大体通常の高速の範疇であり、春先の異常な超高速までではないということ。
要因は今年の気候であろう。第1回中京の開催を終えた後、定例通りに芝の張替え(※3角から正面直線中程にかけて焼く4,200平方メートル)を行ったのだが、今年は1,2月がかなり気温が低かった為、例年に比べて芝の生育が十分ではなかったものと思われる。
ただここ1週間程グッと気温が高くなっているので芝の生長が促され少しずつ早くなっていくだろう。
それでもスタートが例年より遅いわけだから今後もそれに準ずることとなる。上添付ツイッターにも書いたが何故かこの開催の中京は毎年大量降雨の週があるので、やはり雨次第ということになるが。
というわけで例年のこの時期の異様な前残り頻発の馬場ではなく(実際土曜もSでも外がよく伸びていた)、特別に早くも遅くもなく、また内外の伸びも互角で、完全ペース次第の非常に公平な馬場であるとの結。
ただ上述芝の生育とはまた別の視点になるが、ひょっとしたら土曜使ったことで踏み固められた分「0.25」程早くなるかもしれない。流石に0.5も急にはないと思うが一応注意しておきたいところ。
【中山】芝
中山は先週予想の際に下添付のように、1週目から0.5早くなり軽く驚きをもった程だったが、昨日土曜はそこから更に早くなり”この時期の中山としてはかなり早い状態。
中山の方はここ最近日の気温上昇により”芝の成長が盛んなよう。状態は最良に近い。
10RアクアマリンSは前33.0でHだが、後34.4でまとめてタイムはなんと1.07.4。
11R中山牝馬Sは36.7-34.5で稍超のSとかなり遅いペースで1.46.5の時計が出た。
勿論中山であるからこれ位の馬場でも、阪神の超高速のように軽いスピードや切れ特化の馬が無条件で良いというわけではなく、しっかりパワーも必要な点は注意がいるが、タフな力のいる例の冬場からの中山の馬場とは質が全く異なっているので注意がいる。
因みに私的計測では昨年より0.5も早い。土曜はそのように採ったが、実際は更に0.25程加えてもいいかと逡巡した位であったのは付け加えておきたい。
馬場というのは、兎にも角にも週末の雨次第で毎開催大きく変わってくるので今後どうなるかはお天道様次第であるが、もしも”このまま週末に大きな雨にたたられる事なく開催が進み最良の芝状態が保たれるなら、今年の皐月賞は何年振りかの高速決着ー1.59前半~1.58秒台ーが見られるのではないか、とそれ位に思う程である。
【阪神】芝
阪神は変わらず良好。高速強。先週と同値の『Track指数』-外回りのマイルでMsm.
ただし、これも先週より0.25早く採るか少し迷った。
9Rゆきやなぎ賞もSの『LT』ー「前1.5」で3歳1勝クラスで2.25.9は早い。春の阪神らしい超高速が少し見えてきたように思う。
先程土曜は先週と同値と採ったと述べたが、本日日曜は土曜使った分+0.25見込みと(通常、金曜散水の関係で土曜→日曜で少しだけ早くなる※但し雨の影響のない良好な状態の芝に限る)、0.25にもギリギリ満たなかった分併せて想定以上に早くなる可能性もある。日曜の馬場は注視したいところ。
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