ここは『LT』(=Lap×Track指数)から強い内容=数値で走ってきた馬が複数頭おり、週中から割と楽しみにしていた鞍だったが生憎の雨模様、これを綴っている現時点(12:30)で重馬場。通例通りの踏み込んだ買い方はできぬが、楽しみにしてきた馬たちの走り様も併せて楽しみたいとの思い。
展開
逃げはマテンロウアルテ、パルクリチュード、ゴールデンハインドのどれか。面子から横山典,マテンロウがハナがほぼ。仮にスタート若干の出負けがあるようなら他2頭どちらかが自然とハナに立つ可能性もという位か。
いずれS,スロー。横山典マテンロウが”すんなり”ハナなら『LT』から「前2.5」程の超Sの目まである。
『前有利』。
印・各馬評
◎ドナウパール
○ゴールデンハインド
▲セリオーソ
▲-ココクレーター
注+パルクリチュード
/
△ニシノコウフク
△エミュー
◎ ドナウパール
新馬戦は中団内で若干行きたがるところがあり直線伸びを欠いての0.3差3着も、立て直しての13w未勝利戦が『LT』から水準の1枚抜け、いや1.5枚抜けのかなり強い内容。
今回の面子で『LT』による過去走からの純粋な元値評価値は、この馬とヒップホップソウルが少し抜けている。前走はそれ位の数値で走っている。
その前走を叩いて若干だがデキも上昇で、「本来なら」自信の◎,この馬から流し、とするところだったが、如何せんこの馬場…そして11Rが行われる頃には”内は傷んで伸び△だろう。中団後方からの馬でヤネが1.2角で上手く外目に出せればいいが戸崎ではタイプ的にそのような騎乗はなかなか難しいかと思う。
ということで、本日の馬場と展開を考えるとどう考えても◎印は打てないのだが、馬券は上位印のBOXという態で、温めていた馬ということもありここは◎印で見守りたい。
○ ゴールデンハインド
特性的に中山,福島等◎である事は疑いようがなく、2走前東京「アイビーS」は度外視レベル、いやこの鞍に関しては加えてS「前1.5」の競馬で得意ではないSからの瞬発力勝負。前走「デイジー賞」も中山ではあったが超Sの「前2.5」で同様に瞬発力勝負、いや更に3走前の「芙蓉S」に至っては超絶Sの「前4.5」の競馬。と、ここ3走自身が得意とする型での競馬が出来ていない。
そしてこの馬が最も強い内容=数値で走ったのが4走前の未勝利戦・福島,稍重。『LT』の数値的には水準より0.5枚抜け(水準以上というだけで高評価ではある)、ここは平均稍早め位で×Track指数では『LT』,「後1.5」の競馬。そう、自身得意する型。そして父からもイメージ通りの重巧者。
今回も重馬場◎+前有利バイアスと近走比較では走れる条件が加わってきた。ただS想定だけはマイナス。○印としたのは、単に◎馬に対する評価もあるのだが、この馬が持続戦が得意との見立てからSはマイナスというのもある、プラス分との相殺等々諸々合わせてこの印で。
▲ セリオーソ
この馬も新馬戦が水準1枚抜けの強い内容。本来なら○印も考える程だったが、後方からの競馬はS想定で上手くないのと、今回13wがベストとは思えずで。清水牧場生産で、外厩は「松風馬事センター」。ノーザンとは勿論比べるべくもなく、休み明けから全開とは行かないだろうとの見立て。
新馬戦が強い内容、これ以外良い点が…いや私見では父から重巧者は想定できる。それぞれプラスマイナス2点ずつだが、元値評価自体は最上位圏の1頭でありこの枠なら外目の良い所を走れそうな点で▲印を。中団稍前に付けれるならラストも楽しみを持って見れるのだが、どうか。
▲- ココクレーター
新馬戦が水準0.5枚抜け、続く未勝利戦が1枚抜けの強い内容。元値評価はドナウと双璧でここではかなり高い数値。
ただ、追切りが↘かなり緩い。1週前追切りでDウッド,-53.7-11.9と出してはいるが当週緩くなったのは馬体細化を懸念してだろう。前走428キロと小柄な馬。デキとしては「8分強」位。それでも元値評価からこの面子では最上位圏の1頭の位置には持ってこれるとしていたが、この小さい馬体で重馬場。外、後方をゆったり走れるのは良いがS想定では余り後方過ぎると間に合わない。正直▲-のこの印でもどうか?とは思ったが、元値の高さから馬券のBOXには組み入れたい。
注+ パルクリチュード
新馬戦のダートが水準1枚抜けのかなり強い内容。続く2戦目「紅梅S」はHで「後3」の競馬で中団からと1.3着馬よりアドはあったが、”直線の不利=詰まり△×”がなければギリ勝っていた競馬。
その前走から↗のデキ大幅上昇。重馬場もこの馬には僥倖。更に前すんなり行ける面子も良い。もし楽ハナが叶うならば逃げ切り頭も視野に入れている。あとは距離だけとの見立て。
△ニシノコウフク
2走前1勝クラスで1枚下、前走は1800mに延びたのが要因との私見だが更に落ちての2枚下。元値は上位には足りない。がしかし、父サトノクラウンは私は『重の鬼』まであると見ている。前走より若干だがデキ上昇もあり、外目枠で先行出来るのも良い。この馬場で元値評価以上の好走はあり得るとの見立て。
△エミュー
前走「デイジー賞」は超寄りSの「前2.5」の競馬で中後からは数字以上に楽勝の態。が数値的には水準。
それでもその前走は↓明らかにデキ落ちだった。そこから↗としっかり戻してきてのここ。前走にしても今回のデキだったなら水準1枚抜けの数値を出していたかもしれず、その意味ではここも上位圏となるが上述上位馬との相対差と、中団後方から、加えて内め枠で少しだけ下げてこの印とした。ヤネが1.2角上手く外に出してとなれば内めのマイナスも解消しとなるが。
他、本来なら最上位圏の1頭の元値評価だった馬にエメリヨン。
前走は14wもあるが”かかりまくり”△で距離長く度外視。新馬戦はここ上位圏の1頭のココクレーターより0.05程だが更に強い内容で文句なしの水準1枚抜け。強い馬で間違いない。
が、今回余りにも調整が緩過ぎる。当週それなりに出してきたがそれでも前走よりは落ちる上に1週前もその前もずっと緩い。どこか悪い所があるのではないかと思っている。
元値評価は◎○▲印だったが今回に限っては評価を落とす。勿論競馬は相手がある事なので、このデキ(自身が6.7分)でも他馬よりも強い内容で走れるということも当然ある。印としては△としたいが、馬券はそう多く勝っていられない。3連抑えで多少数が増えてもとなれば抑えるか考えどころ。
ヒップホップソウルは冒頭少し書いたが元値は1.2。がこの馬も今回調整が余りにもゆるゆる。気性の激しい馬で前走「フェアリーS」は他馬との接触で”かかり△”と力を出せずで、今回はソフト調整なのだろう。日曜に坂路で54.3-11.7と出してはいるがこのデキでは買えぬ。これも元値は高いので他馬との比較でこのデキでも走ってきたならば致し方なしの所感。
マテンロウアルテも同様にデキ不安。輸送控えてということだろうが”馬体細化”の対策の面もあるのだろう。このデキではというところ。
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